レグセル、5.5億円調達
2022-04-26 09:00:05

次世代免疫療法を目指すレグセル、5.5億円調達で研究加速

レグセルの革新 - 制御性T細胞を活用した免疫療法



レグセル株式会社は、制御性T細胞を用いた画期的な免疫療法の開発に取り組んでおり、最近約5.5億円の資金を調達しました。この資金は、Treg細胞(制御性T細胞)を用いた新たな免疫療法の研究開発を進め、早期の臨床試験に向けた取り組みを加速するために利用されます。

背景と目的



レグセルの目標は、自己免疫疾患、がん免疫、移植免疫の治療に貢献する新しい免疫療法を実現することです。Treg細胞は、過剰な免疫応答を抑制する役割を持ち、免疫反応を特異的に制御する可能性があります。この技術により、従来のステロイド療法のような副作用を回避し、治療の精度を高めることが期待されています。

技術の詳細



レグセルが独自に開発した「Treg細胞療法」は、患者さんから採取したエフェクターT細胞を抗原特異的なTreg細胞に変換し、これを患者へ投与することで効果を発揮します。このプロセスにより、免疫全体を過度に抑制することなく、必要な部分だけを特異的に抑制することが可能です。この方法は、現在の技術とは一線を画した革新的なアプローチです。

未来への展望



レグセルは、まず自己免疫疾患や移植における免疫寛容の実現を目指し、さらに研究の進展に応じて他の治療領域への適用拡大を考えています。今後も、副作用のリスクを大幅に軽減し、多くの患者様に安心して受け入れられる治療法を提供することを目指しています。

投資家の反応



この度の資金調達に関しても、様々な投資家から期待の声が寄せられています。特に、株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズの宇佐美篤氏は、レグセルが持つ国際的な競争優位性に注目しており、免疫疾患領域でのイノベーションの実現を期待しています。大阪大学ベンチャーキャピタルの水原善史氏も、制御性T細胞の応用が様々な病態において新たな治療の基盤になることに希望を見出しています。

会社概要



レグセルは2016年に設立され、大阪府吹田市に本社を置いています。代表は半田恭彦氏と坂口教子氏で、現在、資本金は約6億9895万円です。同社は、国内外の研究機関や大学と提携し、Treg細胞療法の開発に取り組んでいます。詳細は公式サイト(https://regcell.jp/)でご確認ください。

これからのレグセルの動向に注目が集まる中、我々も新たな免疫療法の革新を期待しています。

会社情報

会社名
レグセル株式会社
住所
京都府京都市北区紫竹西栗栖町11番地2
電話番号
06-4798-5531

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