日本漢字能力検定協会がショップシステムを新たに構築し、電子書籍販売を開始

日本漢字能力検定協会がShopifyを導入

日本漢字能力検定協会（以下、同協会）は、今後の事業発展のため、自らのオンライン販売チャネルを確立することを目的に、ECプラットフォームの選定を進めていました。その中で、柔軟性と拡張性が高いShopifyが選ばれ、正式に導入されることとなりました。

自社ECサイトの立ち上げ

同協会は、これまでリアル書店を中心に販売を行ってきましたが、デジタルシフトが進む中で、自社でのオンライン販売は急務とされていました。Shopifyを使用することで、電子書籍をはじめとした多様な商品の販売が可能となり、将来的には更なる商品の拡充も計画しています。これにより、運用コストの最適化や、未来の展開にも対応した柔軟なビジネスモデルを構築することができます。

マーケティングの強化

今回のプロジェクトでは、ただ製品をオンラインで販売するだけではなく、顧客情報の収集やマーケティング施策にも注力されています。具体的には、顧客登録フォームを設置し、シンプルで使いやすい導線を設計しています。これにより、メルマガ配信やキャンペーンによる情報提供が可能となり、ユーザーとのつながりを深めることが期待されています。

さらに、級別コンテンツページの実装も進められています。受検を予定している級に基づいた推奨学習コンテンツや関連商品を表示することで、ユーザーにとって必要な情報を容易に入手できる環境を整えることができます。こうした機能は、スムーズな購入体験の確保に寄与することが見込まれています。

長期的なビジョン

Shopifyの導入により、同協会は電子書籍を起点とした自社ECサイトの基盤を確立しました。今後は、取扱商品の拡充や配送、在庫管理機能の導入も視野に入れ、より強固な販売チャネルの構築を目指しています。デジタル商品の販売を通じて、実店舗との接点も融合し、より多角的な顧客接点の形成を実現していく意思を示しています。
この新たな取り組みは、単なるオンライン販売システムとしてだけでなく、学習支援や受検サポートにも寄与する重要な役割を担うと考えられています。

この取り組みの実現には、株式会社Tsuzucleが大きく寄与しています。彼らはShopify導入に伴う業務効率化のベースを築くとともに、顧客体験の向上や事業の拡大を並行して進めていく方針です。