山九グループ、アセンドと「ロジックス」を導入し物流業務を改革
アセンド株式会社(本社:東京都新宿区)による業務支援ツール「ロジックス」が、物流業界の現場に革命をもたらしています。特に、山九株式会社(本社:東京都中央区)がこのシステムを導入したことで、運送事業者向けの基幹システムとしての役割が期待されています。これにより、山九は物流の持続的な進化を図り、経営戦略の支援を行うことを目指しています。
導入の背景
山九株式会社は、全国有数の輸送力を持つ東証プライム上場企業です。物流業務のシステム化は約40年前からの構想でありましたが、従来はホワイトボードやExcelでのアナログ管理が行われていました。結果的に、収益性の向上が経営課題として浮上しました。このため、実運送を担う子会社と元請けである山九とを連携させるためのデータ基盤の必要性が高まっていました。
システム選定の過程
山九は、約3か月間で十数社のシステムを比較し、受注から請求までの機能やコストを徹底的に評価しました。その中で、以下の3つが「ロジックス」を選定する際の決め手となりました:
1.
業務カバー率の高さ:多くの業務をカバーしつつ、現場での操作性も高いため、業務効率が大幅に向上します。
2.
収益データ基盤:案件単位で収益性を把握できる仕組みを整え、迅速に経営判断が可能です。
3.
拡張性:協力会社との業務連携が容易に行えるため、今後の事業展開にも柔軟に対応できます。
導入の進行状況と期待される効果
2024年12月には、テストが茨城県鹿嶋市と京都で始まり、パイロット拠点を6箇所に拡大しました。約1年半の運用テストが行われ、現在は全33拠点での完全導入を目指ています。導入によって、まず第一段階で事務作業の工数が削減されることを期待しています。次に、収益性改善を図っていく狙いです。具体的には、拠点間の配車が効率的に行えるようになります。
社員のコメント
山九株式会社の物流事業本部陸運部の市川寛之マネージャーは、「輸送全体を管理する仕組みが当社の40年来の構想でした。データを集約し、経営判断を下すために、定量情報の活用が不可欠です」と述べています。
アセンドの代表取締役、日下瑞貴氏も、「山九グループにロジックスを選んでいただけたことを光栄に思います」とコメントしています。運送業界全体の収益向上に寄与することを強調しました。
今後の展望
山九グループでは、サンキュウ・トランスポートの全拠点へのロジックス導入を進め、業務を集約していく計画です。これにより、各案件の売上と配車の情報を一元化し、適正な利益形成を支援するシステムが整うでしょう。将来的には、ロジックスのデータを活用して、業界全体の生産性向上を図ることを目指しています。
結論
山九グループの「ロジックス」導入は、物流業務のデジタル革新を促進し、効率性と収益性向上に直結しています。今後も、その進展から目が離せません。