新しい人材育成モデルの開幕
2026年4月に新設されるCo-Innovation University(以下、CoIU)は、三井住友海上火災保険株式会社との提携により、地域課題に取り組む共創型人材育成プログラムを立ち上げることが決まりました。これは、未来の産業や地域の持続可能な発展を見据えた取り組みであり、実践を通じた学びを重視した内容です。
提携の背景
今回の提携は、両者が持つ強いビジョンを基にしています。三井住友海上は、保険業界を超えて社会課題の解決に取り組む人材を育成することを目指し、CoIUは学びのプロセスにおいて「問いを立てる力」と「共創力」を重視してきました。この協定は、単なる教育プログラムに留まらず、企業と大学が効果的に連携し、共に未来のための人材を育成する新たなモデルを示しています。
MS Co-Innovation カレッジの概要
提携の第一弾として、2025年秋から始まる「MS Co-Innovation カレッジ」では、三井住友海上の社員が地域課題を解決するための実践的な学習を行います。全6回のプログラムでは、オンライン講義と地域フィールドワークを組み合わせて、社員が現場で手にした実体験を基に学ぶことができます。
プログラムの主な内容は以下の通りです:
- - 期間:2025年11月から2026年1月まで
- - 総回数:全6回(オンライン5回、フィールドワーク1回)
- - 対象:地域課題解決に関与することを目指す三井住友海上の社員30名
このプログラムは、ただ学ぶだけではなく、地域課題の現場に実際に足を運び、他者との対話を通して新たな視点を得ることを重視しています。戦略的に設計されたカリキュラムによって、参加者は職場では味わえない独自の体験を得ることができるでしょう。
フィールドワークの実践
特にフィールドワークのプログラムでは、社員が地域の優れた伝統産業や課題解決に直面している企業と直接交流する機会が設けられます。例えば、伝統和傘の職人との対話や地域の醤油蔵元との交流を通じて、地域プレイヤーと経営者の視点を学ぶことができます。
これにより、参加者は地域課題の深層を理解し、実際の現場でどのように問題解決に取り組むかを学びます。このような体験型の学びは、教育と実践の架け橋を作り、新しいアイデアを育む土壌を提供することに貢献します。
コメントと今後の展望
学校法人CoIUと三井住友海上は、教育、地域、企業が交差する場所において継続的な対話と共創を進めていく意向です。このプログラムが新たな共創モデルを実現し、企業や地域社会における持続的な成長につながることを期待しています。
進行中の取り組みや詳細についての取材も受け付けており、興味のある方はぜひお問合せください。地域と共に未来を切り開くこのプログラムは、新しい時代を迎えるための重要な第一歩です。
Co-Innovation Universityについて
Co-Innovation University(CoIU)は、岐阜県飛騨市に拠点を置く新しい四年制の大学で、問いを立てる力や共創能力を育成することを目的としています。また全国にサテライトキャンパスを展開し、多様なバックグラウンドを持つ人々が地域課題に挑戦する新しい学びの形を追求しています。
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