埼玉県が新たな試み「ネーミングライツ」の導入を発表
埼玉県では、企業や団体を対象にネーミングライツの導入を行うことを発表しました。これは、自然環境への理解を深めることを目的とした自然ふれあい施設の愛称を企業に命名してもらう制度です。
対象施設と施設の特徴
ネーミングライツの対象となる施設は、以下の2か所です。最初は「さいたま緑の森博物館」で、次に「北本自然観察公園の駐車場及び駐車場トイレ」です。
さいたま緑の森博物館
- - 所在地: 埼玉県入間市宮寺889-1
- - 施設概要: 狭山丘陵の美しい自然環境を散策できる施設で、様々な生物を観察することができます。指導管理は、株式会社自然教育研究センターが担当しています。
- - 契約希望額: 600,000円以上
北本自然観察公園の駐車場・トイレ
- - 所在地: 埼玉県北本市荒井6-94
- - 施設概要: 自然観察公園の利用者が利用するための駐車場及びトイレ。この項目は、公益財団法人埼玉県生態系保護協会によって管理されています。
- - 契約希望額: 駐車場は200,000円以上、トイレは100,000円以上
応募資格と契約希望期間
ネーミングライツの命名権を希望する企業や団体にはいくつかの条件があります。まず、県との契約締結を希望する法人や団体、またはそれらにより構成されたグループであることが求められます。契約期間は、締結日から令和13年の3月31日までとなっています。
募集期間と応募方法
この公募は、令和7年の5月13日から6月30日まで行われる予定です。参加を希望する企業や団体は、以下のリンクから詳細情報を確認し、必要な手続きを進めてください。
参加のメリット
このネーミングライツの導入により、協賛した企業の名前が施設の一部として永続的に残ることが期待されます。自社の知名度を上げるだけでなく、生物多様性の保全活動に貢献できる機会ともなります。企業の社会的責任の一環として、この取り組みに参加するのは非常に価値があるでしょう。
埼玉県が進めるこの新しい試みは、企業と地域コミュニティ、自然環境が一体となって発展していく上で重要なステップとなります。ぜひ多くの企業の皆さんからの応募を期待しています。