電脳交通がタクシー業務管理システム「Cabriolet」を譲受し業界のDX推進へ

電脳交通が業務管理システム「Cabriolet」を受け継ぐ

株式会社電脳交通（代表取締役社長：近藤洋祐、本社：徳島県徳島市）が、WELLCAB JAPAN株式会社が開発したタクシー業務管理システム「Cabriolet」を事業譲受することが発表されました。この譲受は、2025年10月7日から実施される予定で、タクシー業界のデジタルトランスフォーメーション（DX）をさらに推進することを目的としています。

電脳交通の背景

電脳交通は、創業以来、タクシー配車業務の効率化を目指しており、全国の数多くのタクシー会社にそのサービスを提供してきました。特に、クラウド型タクシー配車システム「DS」は、47都道府県において600社、22,000台に導入されており、タクシー業者向けの業務委託サービス「タクシーCC」にも対応している点が特徴です。

「Cabriolet」の導入意義

「Cabriolet」は、配車支援だけでなく、タクシー事業者が直面する様々な経営課題に対応する業務管理システムです。電脳交通は、このシステムを用いて、タクシー業者のフロント業務からバックオフィス業務まで、トータルで支援する体制を構築するつもりです。

WELLCAB JAPANが開発した「Cabriolet」は、法改正に対応した汎用設計や継続的な機能進化を兼ね備えた優れたプロダクトです。これにより、タクシー事業者は運用コストを最適化しつつ、業務効率を最大化することが可能です。

提供領域の拡張

電脳交通は今後、従来の配車・集客支援に加え、業務管理支援を行うことで、より包括的なサービスを提供します。本格的なバックオフィスサポートにより、タクシー事業者が抱える経営課題に真摯に向き合い、データに基づいた意思決定を下せる支援を定めています。

オンライン説明会の開催

電脳交通は、「Cabriolet」に関するオンライン説明会を開催します。タクシー業者の皆様は以下の日時で参加でき、システムの詳細や導入の流れについて説明を受けることができます。

- 日時: 10月28日（火）14:00～15:00, 11月18日（火）14:00～15:00
- 形式: オンライン（Zoomウェビナー）
- 参加費: 無料

タクシー業界における労務・業務管理の重要性を強く認識し、この機会を通じて業界全体の活性化に寄与したいと考えている電脳交通の代表近藤社長は、今後もタクシー業者と共に成長していく意向を示しています。また、WELLCAB JAPANの円田社長も、パートナーシップによる相乗効果で業界を良い方向へ導くことができると強調しています。