運送会社向け人事制度構築セミナーが大盛況
2026年8月4日および6日、東京海上日動火災保険株式会社の主催によって行われたオンラインセミナー「運送会社・物流会社向け 人事制度構築セミナー」が、多くの企業の参加を得て無事終了しました。株式会社船井総研サプライチェーンコンサルティングのコンサルタントがゲスト講師として登壇し、運送業界が直面する新たな法令改正に基づく人事制度の構築について説明しました。
セミナー実施の背景
このセミナーの背景には、2025年6月に施行された「トラック適正化二法」があります。この改正により、トラック運送事業者は、運転手が持つ能力に基づいた公正な評価と適切な賃金を支払うことが義務づけられたのです。そして、これらは5年ごとの事業許可更新の要件ともなっています。このため、企業には新たな賃金制度を設計する必要があります。
セミナーでは、特に「労働時間=賃金からの脱却」をテーマに、公正な評価に基づく賃金制度の重要性が強調されました。企業が抱える未払賃金に関する訴訟リスクにも言及し、問題解決に向けた具体的なアプローチが議論されました。
参加者からの反響
多くの運送会社の社長や経営者からは、次のような声が寄せられました。
- - 能力を無視した均一な給料体系に関する悩み
- - 労働時間に基づく給与体系では、仕事が遅いメンバーの給料が高くなってしまう問題
- - 荷主との交渉によって、出来高給に格差が生じている現状
- - 「歩合が少なくて割に合わない仕事は受けたくない」という配車担当者の現場からの不満
- - 会社の方向性と評価基準を一致させ、自走型組織を作りたいというニーズ
このような課題に対して、セミナーは解決のヒントを提供しました。
セミナーのプログラム内容
セミナーは三つの講座に分かれており、それぞれに異なる専門家が登壇しました。
- - 第1講座:『ツバメロジスの評価賃金制度構築事例』
講師:ツバメロジス株式会社 代表取締役 山田 剛弘 氏
講師:株式会社船井総研サプライチェーンコンサルティング 三村 信明
講師:東京海上日動火災保険株式会社 内田 和憲 氏
このようなプログラムにより、運送会社が直面する実務上の課題に対する具体的な解決策が提示されました。
今後の展望
本セミナーは終了しましたが、参加者へのアンケートやフィードバックから得られた情報を元に、より実践的なセミナーや資料の充実が求められています。また、今後のセミナーでは、未払賃金リスクへの取り組みや、新たな賃金制度構築の実例をさらに深堀りしていくことが必要です。
【関連資料】
『トラック適正化二法対応 運送会社のための評価・賃金制度構築マニュアル』のダウンロードも可能です。この資料は、運送会社が法改正に対応するための実務的な手引きを提供しています。
ダウンロードはこちら
株式会社船井総研サプライチェーンコンサルティングは、物流業界のより良い運営に向けた支援を今後も続けていく所存です。