TQIとDBJの新しい支援
2021-09-08 11:00:11

TQIとDBJ、オープンイノベーションで地域産業を支援する新たな取り組み

TQIがDBJと連携し進めるオープンイノベーション



株式会社TQIは、日本政策投資銀行(DBJ)の支援を受け、神戸大学との協力によって新たな取り組みを開始しました。このプログラムの中心となるのは、大学の研究者に対して資金を提供し、実践的な支援を通じて有望な研究シーズの事業化を目指すことです。

TQIの目的と背景



TQIは産業用機械の製造や生産技術に注力する持株会社であり、附属の中核子会社である株式会社ピーエムティーを持っています。この会社は、主に半導体製造装置の製造といった分野で活動しており、ロボティクスやライフサイエンスを含む多様な領域でのオープンイノベーションを進めています。さらに、TQIは日本の高度職人技や技術の継承を重視し、M&Aを通じて事業承継の支援も行っています。

新たなプログラムは、大学との連携により、潜在的な研究成果を育成し、これをTQIグループの事業と統合することでイノベーションや成長をさらに促進することを目的としています。テクノロジーとビジネスの境界を越えた革新的なアプローチは、地域経済や社会の進展に向けた大きな一歩といえるでしょう。

DBJの評価と支援



DBJはTQIの取り組みを高く評価しており、このプログラムに対する資金提供が決定しました。これにより、TQIは自社の事業戦略を強化し、地域の産業基盤を向上させることを目指しています。このような取り組みはDBJの第5次中期経営計画における「GRIT戦略」の一環として位置づけられ、地域のイノベーション促進に寄与するものと期待されています。

TQIのミッションとビジョン



TQIは、「日本の匠・高度技術を承継し、錬磨することで国際社会への貢献を目指す」という明確なミッションを掲げています。2020年にはピーエムティーの創業者である京谷忠幸によって設立され、現在では9社から成る企業グループが形成されています。グループの売上総額は70億円、従業員数は350名規模に達しています。

外部パートナーとの協力



TQIは、オープンイノベーションの推進を目的として、様々な外部の企業や機関とのパートナーシップを築いています。VUCAの時代には、単独での事業創造が難しくなっているため、彼らの有する広範なネットワークを活用して新たなビジネス機会を共創するとしています。そのため、TQIは成長志向を持った人材を歓迎し、多様なビジネスパートナーとの協力を通じて価値の創造を目指しています。

今後、TQIとDBJはビジネス、技術、イノベーションの促進や地域経済の発展に向けた新たな施策の検討を続けていく方針です。この取り組みが地域産業や経済にどのような影響を与えるのか、今後の展開に注目が集まります。

会社情報

会社名
株式会社シンク・アイ ホールディングス
住所
福岡市博多区博多駅前4-3-3博多八百治ビル2階
電話番号

関連リンク

サードペディア百科事典: 神戸大学 DBJ TQI

Wiki3: 神戸大学 DBJ TQI

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。