新VCプログラム始動
2024-08-28 18:10:31

JETROとCoolwaterが日本のVCエコシステムに新たな風を吹き込む

日本のベンチャーキャピタル(VC)エコシステムに新たな動きが見られています。日本貿易振興機構(JETRO)とCoolwater Capitalが提携し、特別なファンドアクセラレータープログラムを日本に導入することが発表されました。このプログラムは、日本のVC市場でのスキルとノウハウを向上させることを目的としています。

Coolwater Capitalは、米国において200以上のベンチャーキャピタルファンドを立ち上げた実績を持つ企業で、89%の成功率を誇ります。この数値は、資金調達の面で日本の投資家にとっても大いに参考になることでしょう。これまでに、Coolwaterが育成したファンドは、総額30億ドル以上を調達し、50以上のファンドがさらなる資金調達に成功しています。

JETROは、国際的スタートアップを日本に誘致するための取り組みを進めており、米国のシリコンバレーからのリソースを活用することで、日本のVCに必要なスキルを伝授します。プログラムでは、投資戦略の精査や投資家としての戦略的ポジショニングの最適化、ファンド運営や投資スキルの開発などを、シリコンバレーの著名な投資プロフェッショナルたちによるメンタリングを通じて学ぶことができます。

プログラムは2024年10月23日からスタートし、全6回のモジュールが設けられています。各モジュールでは、ポートフォリオ構築やデータルームの設計、LP(リミテッドパートナー)の特性など、多岐にわたるテーマが扱われます。また、2025年初頭には、シリコンバレーで行われる国際投資家向けの会議にも参加できる機会が設けられています。これは日本のVCが国際的なネットワークを構築し、グローバルなコミュニティを強化する絶好のチャンスとなるでしょう。

参加条件は、これまでにファンドを運営したことのないシード期から第3ファンドまでのマネージャーや運営経験のあるエグゼクティブ、若手創業者に適しており、幅広い層からの参加が期待されています。申込期限は2024年9月17日までとなります。

Coolwaterの創設者、ウィンター・ミード氏は、「このプログラムを通じて新たなVCファンドを立ち上げると同時に、既存のファンドをよりインスティテューショナルなものへと進化させることを目指しています」と述べています。また、Coolwater日本アドバイザーの鈴木恵理子氏は、日本のスタートアップエコシステムが今後さらにグローバルで競争力のあるものになることを期待しています。

興味がある方は、JETROのウェブサイトから申し込みが可能です。また、米国の優れたファンドマネージャーたちと直接関わることで、日本のスタートアップが持つ可能性を最大限に引き出すサポートを行います。この新たなプログラムが日本のベンチャーキャピタルをどのように変革していくのか、今後の動向に注目です。


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会社情報

会社名
.css-zir7v7{font-size:15px;font-weight:600;line-height:1.5;color:rgba(0, 0, 0, 0.7);}Coolwater Capital LLC
住所
Saltlake City, Utah
電話番号
080-3003-8688

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