福島に半導体工場
2024-10-17 13:57:57

ダイヤモンド半導体工場が福島に誕生!約40億円調達成功

大熊ダイヤモンドデバイス、福島にダイヤモンド半導体工場建設へ



大熊ダイヤモンドデバイス株式会社(所在地:北海道札幌市)が、PreAラウンドにおいて約40億円の資金調達に成功したことを発表しました。この資金は、「自立・帰還支援雇用創出企業立地補助金」の採択と合わせて、福島県大熊町に世界初のダイヤモンド半導体工場を建設するためのものです。新工場は2024年度に着工し、2026年度には稼動を目指しています。

資金調達の背景



資金調達は、既存投資家のグロービス・キャピタル・パートナーズによってリードされ、その他の金融機関も参加しました。みずほ銀行がデットファイナンスの主幹業者となり、さまざまな投資者からの支援を受けて、累計調達金額は67億円を超えます。今回の資金調達は、特にダイヤモンド半導体の事業化に向けた重要なステップとなりました。

自立・帰還支援雇用創出企業立地補助金



さらに、隊列に加えて経済産業省の補助金にも採択されたことで、同社は福島県の避難指示区域の住民支援や産業の再興を目指す取り組みが評価されています。この補助金は、最大30億円の支援を受けることが可能で、福島県の復興プロジェクトに寄与する重要な資金源となります。

ダイヤモンド半導体の特性と期待



ダイヤモンド半導体は、既存の半導体技術に比べて、極めて優れた特性を持っています。高い周波数特性、大電力効率、そして放熱性に優れ、次世代通信技術「6G」の実現にも不可欠とされるデバイスです。また、高温や低温、さらには高放射線環境下でも信頼性を保ち、福島第一原発の廃炉計画や宇宙開発にも利用できると期待されています。

福島の復興と社会実装



大熊ダイヤモンドデバイスは、福島第一原発の事故を受けて、10年以上にわたる研究開発を行ってきました。その結果、独自の技術と知見を蓄積し、世界で初めてのダイヤモンド半導体の量産化を見据えた工場建設を進めています。この取り組みは、福島の地域社会の復興に寄与しつつ、次世代通信、宇宙産業としての展開に繋がります。

未来への展望



大熊ダイヤモンドデバイスでは、現在、研究開発や事業運営に関わる人材を募集しています。興味のある方は、公式サイトから連絡をいただければと思います。

このダイヤモンド半導体事業を通じて、同社は新たな価値を創出し、産業を支える役割を担っています。未来に向けての挑戦が、地元、さらには国際的な舞台においても期待される中で、今後の動きにますます注目が集まります。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

画像16

会社情報

会社名
大熊ダイヤモンドデバイス株式会社
住所
北海道札幌市北区北21条西12丁目2北大ビジネススプリング
電話番号
011-792-7156

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。