琵琶湖博物館が贈る「琵琶湖の魚類図鑑」
琵琶湖博物館の学芸員が協力し、初めて本格的な魚類図鑑が刊行されました。その名も「琵琶湖の魚類図鑑」。この図鑑では、琵琶湖周辺に生息する魚類85種、その生態や識別方法をオールカラーで550点以上の写真とともに紹介しています。編者は琵琶湖博物館の特別研究員、藤岡康弘氏をはじめ、川瀬成吾氏、田畑諒一氏らの専門家たちです。
図鑑の概要と内容
この図鑑は、詳細に琵琶湖の環境を理解するための必読書として位置付けられています。全232ページの内容は、特定の魚類にとどまらず、貝類や甲殻類、さらに琵琶湖の地史や気候の変化、進化に関する研究まで多岐にわたります。発行部数は限られており、全2,000部。定価は4,400円(税込)です。出版はサンライズ出版株式会社が手がけています。
図鑑の目次は4つの章に分かれており、以下のようになっています:
- - 第1章 魚たちのすむ琵琶湖 では、琵琶湖の成り立ちから環境、魚類の分類について詳しく解説しています。
- - 第2章 琵琶湖の魚たち は、さまざまな魚種について、その特徴や生態を詳細に述べています。特に、在来魚71種と外来魚14種を含む85種の魚類が網羅されており、興味深い知識が盛り込まれています。
- - 第3章 琵琶湖のおもな貝類・甲殻類 では、貝類や甲殻類の概要がまとめられ、それぞれの種類についての情報が掲載されています。
- - 第4章 琵琶湖の漁と食文化 では、琵琶湖での漁法や伝統的な食文化についても触れられ、読者に多角的な視点を提供しています。
研究成果と実用性
本図鑑には、研究者31名による最新の研究成果も反映されており、魚類に関する深い知識を得ることができます。特に、琵琶湖の魚類を探求する上で不可欠な情報が集約されています。これにより、学者だけでなく、魚類愛好家や一般読者にも楽しんでいただける内容といえるでしょう。
希少な資料とした特典
この図鑑は、琵琶湖の生態系を深く知るための大きな手助けとなるでしょう。特に、魚捕りに関する法令や琵琶湖の食文化についても詳述されているため、地域の特性を理解し、魚を通じた文化交流の場を提供します。
「琵琶湖の魚類図鑑」は、琵琶湖の美しい自然に触れ合うための貴重な一冊です。ぜひ手に取って、琵琶湖の魅力を再発見してください。詳細については、
サンライズ出版の公式サイトをご覧ください。