出発!釣りキチ三平ごみ拾い隊
2025年7月22日、秋田県二ツ井町で「出発!釣りキチ三平ごみ拾い隊」が開催されました。このイベントは、「あきた海ごみゼロプロジェクト実行委員会」によって企画され、地元の二ツ井町観光協会と道の駅ふたついが協力しました。親子で参加できるクリーンアップ活動とプチカヌー体験を通じて、参加者たちは川の自然を楽しみながら、環境保護の重要性を学びました。
開催概要
当日は、晴天に恵まれ、15組42名の家族が参加しました。開会式では、二ツ井町観光協会の野呂会長がご挨拶し、川面からの風景を楽しむことで環境に対する意識を高めることができると語りました。その後、参加者はカヌー発着場へと移動し、パドルの扱いやカヌーの乗り方を学びました。
カヌー体験スタート
参加者は、それぞれライフジャケットを着用した後、カヌーに乗り込みました。小学2年生までは親と一緒に乗ることができ、3年生以上は一人で操縦します。早速、対岸を目指して出発しました。100メートル先の対岸では、自然と川の美しさを満喫しながら、非日常的な体験が広がっていきました。
対岸でのクリーンアップ
対岸に上陸した後は、参加者全員でのごみ拾いが始まりました。ゴミ袋を持った子どもたちは、様々な種類のごみを見つけ、時には埋もれているものを掘り起こしながら、一生懸命に回収していきました。参加者からは、驚きや戸惑いの声も聞かれましたが、ごみ拾いを通じて自然との関わりを一層感じられたようです。
参加者の声
イベント終了後、参加した親子からは様々な感想が寄せられました。子どもたちは、対岸に多くのごみがあり埋もれているものも多かったことに驚き、「カヌーでしか行けない場所でごみが多い」と気づきを得たようです。また、非日常的なカヌー体験後のごみ拾いは楽しかったと話し、今後もこのような活動を日常生活に取り入れていきたいという意見が多くありました。
プロジェクトの意義
このイベントは日本財団が推進する「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として行われており、海洋ごみ問題について自分ごととして考えるきっかけを提供しています。秋田県の河川活動を通じて、海洋ごみを減少させるためのさまざまな取り組みが行われており、地域の皆さんもその活動に参加しているのです。これにより、住民が自らの環境意識を高め、自然を守るための行動を育むことが期待されています。
このように、親子で参加した「出発!釣りキチ三平ごみ拾い隊」は、自然体験と環境保護活動を両立させる素晴らしい限定イベントでした。参加した子どもたちが将来、自然環境を大切にする大人へと成長していくことを願っています。