新たな発泡酒「ちとせのセゾン」の登場
新しいクラフトビールの潮流として注目を集める「ちとせのセゾン ―みどり―」が、伊勢角屋麦酒とバイオ企業のちとせグループとのコラボレーションによって誕生します。この革新的な発泡酒は、2026年11月11日に数量限定で販売される予定です。
スピルリナの力を活かした一杯
「ちとせのセゾン」は、微細藻類「スピルリナ」を使用した発泡酒です。このスピルリナは、ちとせグループが手掛けるスピルリナ製品「タベルモ®」として知られ、農業の合間に楽しむ軽快な飲み口を基に開発されました。アルコール分はわずか2.5%で、軽やかなテイストながらも満足感を得られるよう設計されています。
このビールの製造には、伊勢の森で採取された自社の野生酵母「KADOYA1」を使用しており、スピルリナ特有の風味と酵母が醸し出す複雑な香りの重なりが生まれています。スピルリナによってもたらされる海苔のような香りが、フルーティな香りとスパイシーな要素と調和することで、驚くような奥行きを作り出しています。
クラフトビールの新たな可能性
本商品は、ただの発泡酒ではなく、新たな素材として未来志向のライフスタイルを提案しています。ちとせグループは、微細藻類を未来の素材として位置づけ、自然の恵みを科学の力で日常に届けることを目指しています。これに対して、ISEKADOは、低アルコールのセゾンというスタイルを選ぶことで、多くの人々に楽しんでもらえるお酒を提案しています。
酒造りには、スピルリナを加熱せずに生のまま急速冷凍したものを使用。この手法により、原料本来の特長を最大限に引き出し、よりナチュラルな風味を楽しむことができるのです。一般的には乾燥されたスピルリナが使用されることが多い中、生スピルリナを使うことで、飲み飽きることのない新しい味わいを実現しました。
飲みごたえを打ち出す工夫
アルコール分が少ないため、飲みごたえが薄くなることが懸念される中、このセゾンに使用される麦芽の設計によって、その逆を行っています。大麦麦芽、小麦麦芽、オーツ麦麦芽を組み合わせることで、しっかりとした豊かさを感じる一杯に仕上がっています。ホップにはモザイク、ストラタ、コロンバスといった3種の品種を使い、適度な苦味を持たせています。
目を引くビジュアルと香り
見た目にもこだわり、鮮やかな新緑の色合いが特長的です。光に透かすと、さらに美しい色合いが際立ち、飲む前から期待感を抱かせてくれます。香りは海苔のような独特の磯の香りに加えて、しっかりとしたフルーツ感も感じられます。口に含むと、軽快でありながらしっかりとした旨みが広がり、乾いた後味が次を呼び寄せるような工夫がなされています。
研究と開発に基づくクオリティ
ISEKADOは、研究開発型のブルワリーとしても知られ、スタッフには博士号や修士号を持つ専門家が多数在籍しています。これにより、野生酵母の分離、培養、発酵プロセスを科学的に管理し、独自のビールの製造を可能としています。過去には奄美大島の生物多様性を活かした醸造も試みており、様々な地域の素材を探求しています。
MATSURIへの参画
将来的には、ちとせグループが運営する産業横断型の共創イニシアチブ「MATSURI」にも積極的に参加。これは、バイオエコノミーの推進を目的としており、地域社会や自然と共存するビール作りを目指しています。
終わりに
「ちとせのセゾン」は、単なる飲料ではなく、環境への配慮と革新が詰まった一杯です。美しい緑のビールで、晴れた日に外で楽しむ光合成のひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。ただいま、2026年に向けての販売準備が進んでおり、時期が来たらぜひお試しください。