再エネ100％社会実現に向けた新たな動きと第7次エネルギー基本計画の対話

再エネ100％社会実現に向けた新たな動き

再生可能エネルギーのさらなる推進を目指して、さまざまな団体からなる「ワタシのミライ」は、2024年12月4日、水曜日の午前11時に、経済産業省および環境省への要請書を提出し、エネルギー基本計画の素案に関する重要な対話の場を設けます。この取り組みは、再エネルギー100％の実現を目指す市民団体、環境団体、ユースアクティビストなどの強い要望に基づいています。

国のエネルギー基本計画は、国内のエネルギー政策を決めるうえで非常に重要な役割を果たしています。しかし、過去の審議プロセスにおいては、一部の産業界や電力会社の意見が優遇される傾向が強く、一般市民の声はほとんど反映されていません。また、最近の報道では原子力発電の推進に関する方針が示されており、再稼働や新規建設に向けた支援が検討されています。これは、気候危機が深刻化する今の状況において、国際的な批判を受ける要因となっています。

提出される要請書の主なポイント

今回の要請書には、以下のような重要な項目が含まれています：

- 「エネルギー政策に関する意見箱」に寄せられた意見の分析と、それに基づく政策反映の必要性
- 原発の新増設や原発依存度の低減に対する明確な拒絶
- 原発建設にかかる費用負担の新制度への反対
- 2035年のNDCにおける60%削減目標が1.5℃目標と整合しない点への指摘

これらは、持続可能なエネルギー政策を策定するために欠かせない理念と方向性を提供しています。

開催概要

このイベントは、衆議院第二議員会館第6会議室およびオンライン（Zoom）で同時開催される予定です。

- 日時: 2024年12月4日（水）11:00～12:30
- 場所: 衆議院第二議員会館第6会議室またはオンライン（Zoom）
- 参加対象: メディア、国会議員、実行委員メンバー

タイムスケジュールは次の通りです：

- 11:00～11:05: 開会・要請書の提出
- 11:05～11:50: 経済産業省・環境省との対話時間
- 11:50～12:00: 国会議員からの発言
- 12:00～12:30: 実行委員団体からのメッセージ（COP29の状況など）

成長する支持基盤

「ワタシのミライ」は、再生可能エネルギーの推進と社会問題の解決を目指す170以上の団体が参加するプロジェクトです。この運動は最近の若者たちによる新しい環境運動の一環として、持続可能な未来を求める強い願いを示しています。

今回のイベントは、エネルギー政策に関心のある方々にとって重要な情報となり、新たなエネルギーの在り方を議論する場として非常に意義深いものです。