新感覚のアート体験「BRAIN WAVE ARTS」のご紹介
クリエイティブ集団「Konel(コネル)」が手掛ける展示会「BRAIN WAVE ARTS」が、2025年6月4日(水)から横須賀市のギャラリーArts Laneで開催されます。この展覧会では、一般市民から収集した脳波データを基に制作された脳波絵画が展示される予定です。「BWTC 脳波買取センター」の一環として、脳波データの商業化を目指す新しいアートの形を提示します。
脳波データって何?
脳波は、あらゆる生体データの中でも特に個人的かつ貴重な情報です。私たちの思考や感情に密接に関連しており、サイエンスの進化と共に多くの謎を秘めています。Konelでは、この脳波データを「デジタルな規則性」と「アナログな唯一性」を交錯させるアートとして表現しています。
展示される作品は、これまでに取得した1700人以上の脳波データの中から選ばれたもので、それぞれに独自の個性とストーリーを持っています。
特徴的な作品のご紹介
本展で注目すべきは、横幅3メートルを超える巨大な作品「THINK ABOUT EVOLUTION」です。この作品は、9歳の少年がダーウィンの『進化論』を読みながら発生した脳波データを基に製作されています。3,000秒にわたり記録された思考や感情を、抽象的な形で表現しており、見る者に独特の印象を与えます。少年の内面的な感性が映し出されたこのアートは、脳波が持つ無限の可能性を感じさせてくれることでしょう。
脳波買い取り体験まで
さらに、6月15日(日)と19日(木)には、脳波データの買い取り体験も行います。100秒間の脳波を100円で売却でき、そのデータを基にしたアート作品を後日お届けします。この体験は予約不要ですので、興味のある方は是非ご参加ください。
また、レセプションイベントが16日(日)に行われ、Konelの作家たちも登場します。作品についての解説や、脳波データ取り扱いについての方向性を直接聞くチャンスです。参加は無料で、さまざまな方にお越しいただきたいとのことです。
Arts Laneとは?
Arts Lane(アーツレーン)は、2024年7月に神奈川県横須賀市秋谷の海沿いに誕生したアートギャラリーです。このスペースはアートと地域が深く結びつく場として機能しており、全国の現代アートや工芸作品が展示されています。「通り過ぎない関わるアート」をテーマにしており、ここを訪れることで地域住民ともアートを通じて新たなつながりを生むことを目指しています。
Konelについて
Konelは、日本を拠点に活動するクリエイティブ集団で、「良いシンギュラリティ」をテーマにしたプロジェクトに取り組んでいます。アートとテクノロジーを融合させて新たな価値を創出することに主眼を置き、さまざまな社会的課題へのアプローチを試みています。過去には、人工筋肉の開発やスリープサウンドレーベルの設立、そして脳波データによるアート制作など多様な領域で活動を行っています。
この展示会で、新たなアートの世界をぜひご体験ください。詳細は
BWTCの公式サイトを御覧ください。