新商品「CO・OP大ばちまぐろ切り落とし」発売
日本生活協同組合連合会が、5月1日から「CO・OP大ばちまぐろ切り落とし」を発売します。この商品は、同連合会が販売するコープ商品として初めて、MSC認証を受けたまぐろを使用しています。これは、持続可能な漁業に関する厳格な基準をクリアした商品であり、消費者にとっても安心して購入できる選択肢となります。
MSC認証とは?
MSC(Marine Stewardship Council、海洋管理協議会)は、海洋の資源を持続可能な形で管理するための基準を設けており、その認証を受けた商品は環境への配慮がなされていることを示しています。現在、世界の海洋資源の62.3%が持続可能な状態にある一方で、37.7%は過剰利用の危険性を抱えています。この現状を打開するために、日本生協連は「海のためのエシカル消費」に取り組んでいます。
商品の特長
新しい「CO・OP大ばちまぐろ切り落とし」は、株式会社マルハニチロオーシャンと協力して開発されました。試作を重ね、本商品の特長は、上質な大型めばちまぐろを使用している点にあります。このまぐろは延縄漁法で獲られ、身質が良く、鮮やかな色合いと濃厚な旨みを楽しむことができます。
今後も、持続可能な水産物の供給が目指されており、2025年3月時点では70品がMSCのエコラベルを取得しています。この流れは、2030年までに水産物を主原料とする商品の構成比率の50%以上を目指す「コープ商品の2030年目標」とも連動しています。
環境への配慮
日本生協連は、環境や社会に配慮した商品の開発・普及に力を注いでいます。今回の新商品も、まさにその取り組みの一環であり、より多くの消費者に持続可能な選択肢を提供することを目指しています。熱心に取り組んでいるこのプロジェクトによって、未来の世代にも海の恵みを残すことが期待されます。
今後の展開
「CO・OP大ばちまぐろ切り落とし」の取り扱いは、生協ごとによって異なるため、購入を考えている方は、各生協の情報をチェックすることが重要です。この新商品が、皆さんの食卓に彩りを添え、かつ環境保全に寄与する存在となることを願っています。海の恵みを未来に届ける一助となる新たな一歩、ぜひ注目してください。