大阪経済大学にて “変わりゆく社会と、大学の在り方”を語る
2025年の7月11日、大阪経済大学のキャリア・コモンズで、キャリア支援についてのラジオ収録が行われました。この収録にはフリーアナウンサーで学内特命教授の清水健氏が参加し、大学職員の加藤正憲部長と「少子化社会における大学の役割」について意見を交わしました。
大学選択の変化と学生の立場
清水氏が加藤部長に最初に問いかけたのは、「大学取り巻く環境の変化」。 加藤部長は、20年のキャリアの中で大学の進学率が上がった一方で、予想以上の少子化が進行していることに驚きを隠せませんでした。
「大学が淘汰されていく時代に入った」と語る加藤部長は、その中で各大学がどのような特色を持ち、社会との結びつきを強化するべきかを考える重要性を訴えました。
清水氏は、「学生の売り手市場」の影響で、受験生が大学を選ぶ時代になっていると指摘し、学生側に“選ばれる大学”になるための努力の重要性を強調しました。当時の受験生としての自身の経験を踏まえて、選択肢の増加に驚きを感じたと述べています。
就職市場と大学の強み
最近の就職市場で言われる「学生の売り手市場」が背景にある中、清水氏は大学の就職率について質問します。
加藤部長は「就職率」ではなく「就職力」を重視する姿勢を示しました。これは、実際に企業で活躍している卒業生の評価に基づくもので、大学としての実績を表しています。
「就職先でしっかりと活躍できることが最も大切だ」と加藤部長は力説し、大学のキャリア支援によって、学生がミスマッチを避けて「納得のいく就職」を得ることを目指していると説明しました。
大学の明るい未来
最後に、清水氏は大阪経済大学をアピールする言葉を求めました。すると加藤部長は、「大阪経済大学は堅い印象を持たれがちですが、実際は柔らかい大学です」と自信を持って答えました。「つながる力」をテーマに、多くの機会で学生と教員・職員間のつながりを大切にし、ゼミや少人数教育に力を入れているとのこと。これにより、学生たちの希望をしっかり支援する体制を整えていると述べています。
「学生のやりたいことを支援することが、今の大学に求められる役割」だと加藤部長は続け、それを踏まえた上で社会とのつながりが大切だと訴えました。清水氏も、収録を通じて大学の魅力を発信していく意向を示し、終始和やかな雰囲気の中で対話が進みました。
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