個人投資家の新時代
2025-09-26 17:32:45

新たな投資の扉を開く!個人向けPEファンドが登場

国内初の個人投資家向けPEファンド



この度、株式会社SBI証券、新生信託銀行株式会社、東京海上アセットマネジメント株式会社、株式会社BOOSTRYの4社が企業の成長を支える新たな投資商品、プライベートエクイティ(PE)ファンドに関する特定受益証券を利用した公募スキームを開発したことが発表されました。このスキームは、個人投資家に向けて非上場企業の株式にアクセスを提供するという革新的なものです。

PE市場の拡大とその背景



近年、個人投資家の間でもPE投資が注目を集めています。これは、資産運用の手法が多様化し、リスクとリターンの向上を図る中で、従来の株式や債券以外にオルタナティブ投資が関心を集めるようになったためです。特に日本政府は、スタートアップ企業を支援する「スタートアップ育成5か年計画」を発表し、5年間で10兆円規模の投資を目指すという施策を打ち出しています。こうした流れの中、PE市場の成長は今後ますます加速することが期待されています。

個人投資家が直面する障壁



一方で、現在のPE投資は主に機関投資家によって支えられており、一般の個人投資家が参加することは難しくなっています。優れた運用実績を持つPEファンドは、機関投資家が投資するのに対し、個人投資家へのアプローチは限られがちです。これは機関投資家が長期にわたってファンドと関係を構築し、高度な専門知識による投資判断を行うため、PEファンドにとって必要な資金を容易に調達できるからです。さらに、規制の制約や高額な最低投資金額、長期での資金拘束、専門知識の必要性など、多くの障壁が個人投資家の参入を妨げていました。

新しいスキームの主な特徴



この新たな公募スキームは、個人投資家が非上場企業への投資機会を享受できるように設計されています。

1. ゲートキーパーの設置
- 東京海上アセットマネジメントがゲートキーパーとして、プロの目で選んだ優良PEファンドを厳選します。1997年からの歴史を持つ同社のチームは、約30年の運用経験を活かして、個人投資家にとって安全かつ魅力的な投資を実現します。

2. リスク分散を図るファンドの設計(Fund of funds)
- バイアウトファンドとベンチャーキャピタルファンドを組み合わせた商品を開発し、複数のファンドに分散投資することでリスクを軽減します。これにより、異なる企業のライフステージに応じた成長を期待することができます。

3. ブロックチェーンを活用した小口投資
- BOOSTRYが開発したブロックチェーン基盤「ibet for Fin」を通じて、特定受益証券の募集・取得・譲渡が行われます。これにより、個人投資家は小口での投資が可能となり、より身近にPE投資を体感することができます。

期待される効果と今後の展望



今回のスキームは、東京海上アセットマネジメントの経験とBOOSTRYのブロックチェーン技術を融合させることで、個人投資家に新たな投資機会を提供します。SBI証券は多様な金融商品を展開し、個人投資家の資産形成をサポートしてきましたが、これによりさらなる選択肢が生まれます。

各社は、今後も最新の技術を活用し、個人投資家が公平に投資機会を享受できる環境を整備していく方針です。特に、個人の資金が成長企業へ流入することで、日本経済全体の発展に寄与するとともに、イノベーションを加速させることに貢献できるでしょう。

まとめ



PEファンドへの個人投資の道を開くこの取り組みは、今後の日本の金融市場に新たな風を吹き込むものです。これにより多くの個人投資家が成長企業に投資し、共に日本経済の発展を支えることが期待されています。新しい時代の投資環境を楽しみにしましょう。


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会社情報

会社名
東京海上アセットマネジメント株式会社
住所
東京都千代田区丸の内1-8-2鉃鋼ビルディング
電話番号

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