ナウキャストが「SnowCast」を発表
株式会社ナウキャストは、データ基盤構築フレームワーク「SnowCast」の提供を開始した。この新しいフレームワークは、Snowflake Inc.が提供するデータクラウドを基にしており、AI時代に適した高効率かつ信頼性のあるデータ運用環境を目指している。
背景
企業がAIやデータ活用の重要性を理解する中でも、多くの企業がデータ基盤の導入において様々な障害に直面している。それは、企業内部に専門知識やエンジニアが不足しがちなことや、データマネジメントに関する理解不足、基盤の構築や運用に必要なリソースの不足によるものである。これにより、デジタルトランスフォーメーションの進展が妨げられることとなっている。
ナウキャストは、豊富なデータを運用・蓄積してきた経験をもとに、これらの課題に立ち向かうために「SnowCast」を開発した。これにより、企業が簡便にAIとデータを活用できるよう支援することを目指している。
「SnowCast」の概要
「SnowCast」は、AI Powered DataOps Platformを構築するためのフレームワークであり、データ運用プロセスの自動化と最適化を進めるべく、AIの原則を組み込んでいる。これにより、データの効率的な運用と信頼性の向上が図られる。
特徴と機能
1. モダンデータ基盤の構築
- - Snowflakeのリソースを活用したELT基盤の構築
- - CI/CD環境の安全なデプロイ
- - セキュリティやガバナンスの強化
- - データカタログとメタデータ管理の提供
2. AIデータオペレーションの実現
- - データ業務の一部自動化
- - データマート構築やレポーティングの自動化
- - データ品質の向上を目指すカタログエンリッチメント
3. 高品質の迅速な導入
- - 標準化された構築手法で短期間でデータ基盤を構築
- - SnowflakeとAWSを利用したIaCによる展開
4. 拡張性と柔軟性
- - 業務やユースケースに合わせたプラグイン式の仕組み
これまで属人的に行われてきた作業を効率化し、現場のスキル差を吸収しつつ、業務の質とスピードを両立させることができるフレームワークが実現されている。
導入支援の広がり
「SnowCast」は、企業の状況に応じた柔軟な導入が可能であり、既存のデータ基盤に対する評価やユースケース作成を行うコンサルティングサービスも提供している。これにより、多様なニーズを満たすサポートを展開している。
今後の展望
ナウキャストは「SnowCast」を通じて企業のデータ基盤の構築を支援し、さらにAIの利活用が進む領域での情報基盤を強化していく。今後も、企業のデジタルトランスフォーメーションを推進するソリューションの提供を続けていく方針だ。
お問い合わせ
「SnowCast」に関する詳細な情報は、
こちらのフォームから確認いただける。
企業紹介
Finatextグループについて
Finatextグループは「金融を“サービス”として再発明する」ことを目指しており、クライアントとともに新しい金融サービスを開発するフィンテック企業である。
株式会社ナウキャストについて
ナウキャストは、オルタナティブデータのリーディングカンパニーとして、次世代金融インフラの提供を通じたデータ活用に注力している。