不動産投資に関する新レポート発表
三菱UFJ信託銀行が最新の独自調査「2025年度上期 私募ファンド調査」を発表しました。この調査は2025年7月末時点のデータを基にしており、32社の不動産アセットマネジメント(AM)会社が参加しました。全体の回答率は47.1%という結果となっています。
レンダーの融資姿勢
調査結果によると、レンダーの融資に対する姿勢は引き続きポジティブな傾向を保っています。これは、今後の不動産投資市場にとって重要なポイントであり、投資家が安心して投資を行える環境が整いつつあることを示しています。
エクイティ投資家の投資意欲
一方で、エクイティ投資家(コア戦略)の投資意欲には変化が見られます。特に海外投資家の回答において「どちらともいえない」という意見が増加しており、これに対し国内投資家では「強い」や「やや強い」といった回答が減少しています。この傾向は、国内市場に対する不安感を表すものとして注目されます。
外的要因の影響
今後1年間の不動産投資マーケットに影響を与える外的要因としては、日本銀行の金融政策への関心が高まっています。「国内金利・日銀政策」という項目が最上位に挙げられ、依然として市場の主な懸念要因となっています。また、最近では建築費の変動やインバウンド需要の影響にも留意が必要です。これらの要因は市場の安定性や将来的な投資戦略に大きく影響する可能性があります。
まとめ
この調査結果は、不動産投資の現状を映し出す重要な指標となります。特に、レンダーの融資姿勢がポジティブである一方、エクイティ投資家からは慎重な姿勢が見受けられます。これからの不動産マーケットがどのように変化していくのか、注視していく必要があります。
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お問合せは、三菱UFJ信託銀行不動産コンサルティング部、業務企画Gの舩窪芳和まで。電話090タクス050-3689-0864、メールは
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