顔認証導入でセキュリティ強化
2024-11-18 11:25:29

大東建託、200支店に顔認証システム導入でセキュリティ強化と業務効率化を実現

大東建託、顔認証システム導入でセキュリティと利便性を両立



大東建託株式会社は、全国約200支店で顔認証入退室管理システムの導入を決定しました。従来のICカード方式からの変更は、単なるシステム刷新ではありません。セキュリティ強化と従業員の利便性向上、そして管理業務の効率化という、三拍子揃った取り組みです。

ICカード方式からの脱却、その理由



これまでICカードを用いた入退室管理システムが使用されてきましたが、いくつかの課題がありました。複数人の同時入退室(共連れ)や、ICカードのタッチ忘れによる勤怠管理の不備といった問題です。さらに、ICカードリーダーの電池交換といった、管理面での負担も無視できません。2~3ヶ月に一度の電池交換は、多くの支店を抱える大東建託にとって、決して小さな負担ではありませんでした。

顔認証システム導入による効果



顔認証システム導入によって、これらの課題は解消されます。従業員は顔をかざすだけで入退室が可能になり、利便性が大幅に向上します。セキュリティ面でも、顔データの偽造や盗難が困難なため、不正入室のリスクを従来よりも大幅に低減できます。

さらに、システム導入による大きな効果として、管理コストの削減が挙げられます。大東建託は、年間約2748時間もの管理業務時間を削減できると見込んでいます。これは、従業員の貴重な時間を他の業務に充てることができることを意味します。

増加する侵入窃盗への対策



近年、侵入窃盗の認知件数は増加傾向にあり、一般事務所もその標的となっています。警察庁の発表によると、令和5年は前年比20.9%増加し、21年ぶりの高水準となっています。このような状況を踏まえ、大東建託は従業員の安全安心を最優先事項として、セキュリティ強化を進めています。顔認証システムの導入はその一環であり、従業員が安心して働ける環境づくりへの強い意志を示しています。

まとめ



大東建託の顔認証システム導入は、単なるシステム更新ではなく、セキュリティ、利便性、効率性の向上を同時に実現する戦略的な取り組みです。従業員の安全と安心を確保し、業務効率を高めることで、企業の持続的な成長にも貢献すると考えられます。今後、他の企業も同様のシステム導入を検討する動きが加速する可能性も高く、業界全体に大きな影響を与えるかもしれません。


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会社情報

会社名
大東建託株式会社
住所
東京都港区港南2-16-1品川イーストワンタワー
電話番号
03-6718-9174

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