春日部に新たな物流拠点が誕生
株式会社サンケイビルは、埼玉県春日部市において新しい冷凍冷蔵専用の物流施設「(仮称)SANKEILOGI春日部」の建設を開始しました。この施設は、同社の物流ブランド「SANKEILOGI」シリーズの初めての冷凍冷蔵専門施設となります。都市計画と地区の開発には特段の考慮がなされており、今後の物流需要に応える重要なポイントとなっています。
開発背景
今回の物流施設は、春日部市の庄和インター周辺地区に位置しており、ここは市街化調整区域に指定されています。この地区では、都市計画法第34条12号に基づいて、開発が可能な最後の機会での建設となります。2026年4月にはこの区域指定が廃止され、物流施設の新設は難しくなるため、今回のプロジェクトは特に貴重なものです。
施設の特徴
立地
「(仮称)SANKEILOGI春日部」は国道16号に近接しており、新4号国道との接続点である庄和ICからも至近です。そのため、交通の便が非常に良く、周囲にはイオンモール春日部などの商業施設も存在し、地域の雇用確保にとっても有利な環境と言えます。
建物概要
この新しい施設は、約3,000坪の冷凍冷蔵専用倉庫です。地上4階建てのBOX型構造で、各階には5℃帯の冷蔵倉庫と-25℃帯の冷凍倉庫が配置されています。特に2階の冷凍倉庫は温度設定が可変で、さまざまなニーズに対応できる柔軟な設計となっています。また、省エネ性能に優れた水冷式冷却設備を備え、入居するテナントの運営コストを低減させる工夫がなされています。
施設の魅力を探る
新しい施設の敷地面積は5,593.58㎡(約1,692.06坪)で、延べ床面積は12,614.15㎡(約3,815.78坪)、貸床面積は11,233.39㎡(約3,398.10坪)となっています。物流需要の高まりに応えるため、この施設は冷凍(-25℃)、冷蔵(+5℃)、可変(-25℃~+10℃)の温度帯を提供します。建設は2025年6月30日に着工し、2027年3月末の竣工を予定しています。
今後の展開
サンケイビルは、今後も千葉市や松戸市において冷凍冷蔵倉庫の開発を計画しています。老朽化した施設からの移転や拡大する食品物流ニーズに応えるため、さらなるプロジェクトを進めていく方針です。地域に新たな価値を提供する「SANKEILOGI春日部」に期待が寄せられています。
公式ウェブサイトでは、詳細情報や入居企業の募集も行われています。これからの物流業界の発展に寄与するこのプロジェクトをぜひチェックしてみてください。
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