尼崎に誕生する新しいイノベーション拠点「ARKade」
2026年4月、兵庫県尼崎市に新たなオープンイノベーションの拠点「ARKade(アーケード)」が誕生します。この施設は、公益財団法人尼崎地域産業活性化機構が、地元の信用金庫や商工会議所、研究機関との連携により、地域内外の企業やクリエイター、起業家を支援するために作られたものです。
1. オール尼崎の支援体制
尼崎市は、ものづくりが盛んな地域であり、全国的にもその名を馳せています。「ものづくりするなら尼崎」というビジョンのもと、オープンイノベーションコア尼崎運営協議会(OIC)が2024年4月に発足しました。この協議会は市内の企業同士の連携を促進し、スタートアップの誘致を進めるなど、イノベーションの兆しを感じさせています。具体的には、多対多の交流を増やし、地域全体での共創を加速させることを目指しています。
2. 施設のコンセプト
「ARKade」は、商店街のように人と人が交差する場所を象徴しています。この名称には、Amagasaki(地域)、Relationship(人と人のつながり)、Knot(新たな結び目)の意味が込められています。ここは地域内でのアイデアや技術の交流を促し、新しい出会いや情報が集まる拠点として機能します。
設置目的
1. 人・情報・アイデア・テクノロジーの集積地
2. 地域の事業者や住民に新しい気づきを提供
3. 市内の企業同士の連携促進
4. 課題解決に向けた産業支援のハブ
このように、ARKadeは地域全体を支えるプラットフォームとしての役割を果たすことを目指します。
提供サービス
- - ワンストップの相談サービス
- - 共創やイノベーションを促すイベントやワークショップ
- - コワーキングスペース、ミーティングルーム、チャレンジショップなどの多機能施設
3. 「あまぬし」の活動
ARKadeでは、特に事業共創に積極的に関わる会員を「まぬし」と名付け、その活動の成果をポータルサイトで公開します。これにより、各事業者の取り組みや共創の成果を定量的・定性的に示し、地域の魅力を向上させる狙いがあります。
4. 今後の展開
今後、具体的なプログラムや会員プラン、利用料金などの詳細が公開される予定です。尼崎における事業展開や地域の企業とのコラボレーションに興味のある企業や団体は、ぜひ問い合わせてみることをお勧めします。
この新たな拠点が地域の未来にどのような影響をもたらすのか、今後の動向に大いに期待が寄せられています。