BooSTARX 1号ファンド
2021-08-30 17:59:44

日本初の外国人起業支援VCファンド「BooSTARX 1号」の設立とその意義

日本初の外国人起業支援VCファンド「BooSTARX 1号」の設立



昨年12月、日本における外国人起業家の支援を目的としたベンチャーキャピタルファンド「BooSTARX 1号投資事業有限責任組合」が設立されました。このファンドは、日本国内で活動する外国人起業家に特化し、彼らのビジネスの成長を支援することを目的としています。これにより、日本のスタートアップエコシステムに新たな活力がもたらされることでしょう。

背景と目的


アメリカでは、時価総額10億ドルを超える企業の多くが移民によって設立されています。優秀な外国人が集まり、彼らの多様な視点や経験がイノベーションを促進するのです。現在、日本には約300万人の外国人が住んでおり、大学院生の5割が外国人留学生であるにもかかわらず、起業家に占める外国人の比率はわずか2%と非常に低いです。これを変えるために「BooSTARX」が立ち上げられました。

ファンドの特徴


「BooSTARX 1号ファンド」は、最大10億円を規模とし、以下の2つの投資対象を設定しています。
1. 外国人が創業したスタートアップ
2. グローバル展開を目指す日本のスタートアップ、特に中華圏への展開が期待される企業。

投資分野としては、インターネット関連やエンターテインメント、IoT、新素材、医療・ヘルスケアなどが考えられており、特にシードおよびアーリーステージのスタートアップに重点を置いています。運用期間は7年間で、必要に応じて2年間の延長も可能です。

パートナー企業


このファンドは、数社の著名な企業のサポートによって実現しました。日本アジア投資株式会社、EPSグループ、株式会社オセアグループの3社がリミテッド・パートナーとして参画し、それぞれの知見と資源を提供します。
- 日本アジア投資株式会社は、アジアへの直接投資に貢献しており、持続可能な社会を目指した投資活動を展開中です。
- EPSグループは、医薬品開発業務に特化し、ヘルスケア分野でのイノベーションを促進しています。
- 株式会社オセアグループは、システムエンジニアリングや新しいビジネスモデルの創出に注力しています。

期待される影響


「BooSTARX 1号ファンド」が成功すれば、日本のスタートアップにおける外国人起業家のプレゼンスが高まり、ダイバーシティのあるイノベーション環境が生まれると期待されています。少子高齢化が進む日本社会において、外国人起業家の活躍は不可欠です。彼らの新たな視点やアイデアがビジネスを活性化し、経済の持続成長を促進することになるでしょう。

このように、日本の起業エコシステムにおいて外国人起業家の重要性は増す一方です。「BooSTARX」はその先駆けとして、国内外の多様な人材が日本市場で成功を収めるための架け橋となることを目指しています。今後の展開に期待が高まります。

会社情報

会社名
AIS CAPITAL株式会社
住所
東京都千代田区丸の内新丸の内ビルディング10階
電話番号

トピックス(経済)

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