NECとBroadcomが連携強化、モダンプライベートクラウドを推進する新たな施策
NECとBroadcomが提携を強化し、モダンプライベートクラウドを推進
2025年10月29日、日本時間でBroadcomが発表したニュースによると、同社はJapan Electric Corporation(NEC)との戦略的パートナーシップを強化し、VMware Cloud Foundation(VCF)を活用したモダンなプライベートクラウドの導入を推進することが決定しました。この取り組みは、顧客に対してセキュリティを強化しつつイノベーションの加速を目指すものです。
VCFの重要性と機能
VMware Cloud Foundation(VCF)は、モダン プライベートクラウドを実現する初の統合型クラウドプラットフォームです。このプラットフォームは、パブリッククラウドが持つ柔軟性と俊敏性、プライベートクラウドの安全性、パフォーマンス、低コストを兼ね備えています。VCFは、従来型、モダン、AIアプリケーションを問わず、全てのアプリケーションを一元管理できるのが特徴です。
特に、VCFはセキュリティを強化しながら、プライベートクラウドの導入と運用をシンプルにすることが可能な統合型プラットフォームであり、現在ではFortune 500企業の上位10社のうち9社がVTの導入を進めています。
NECの新たなサービス展開
NECは、Broadcomとの提携を通じて、クライアントゼロ戦略の一環として、自社の情報システムにVCFを導入しています。この技術に対する深い理解を元に、NECは今後VCFを活用したソリューションを提供する計画です。また、2025年10月より「NEC Private Cloud Infrastructure powered by VMware」という新しいマネージドサービスを開始します。このサービスは、顧客が求める柔軟なプライベートクラウド環境の構築をサポートします。
NECの Corporate EVP でありデジタルプラットフォームサービスビジネスユニット長の木村哲彦氏は、NECが長年にわたりVMwareの主要パートナーであることを強調し、今回のBroadcomとの連携に期待を寄せています。彼は「私たちの技術を基にした新たなサービスが、顧客や社会のデジタル・トランスフォーメーション(DX)を促進する助けになると考えています」とコメントしました。
Broadcomのビジョン
教育と技術の革新を追求するBroadcomの日本法人におけるカントリーマネージャー、山内光氏もNECとの提携の意義を語ります。「この提携を通じて、私たちは顧客のモダン プライベートクラウドの導入を支えるため、VCFというシンプルで効果的なプラットフォームを提供します。ITのインフラを新たに再定義するACEのコンセプトによって、顧客が直面している課題を解決する手助けをしていきます」と述べています。
まとめ
BroadcomとNECの提携は長きにわたって続いており、今回の戦略的強化は、両社の強固な関係を示すものとなります。顧客のセキュリティ強化とイノベーションの促進に向けた最新の取り組みが、今後のITインフラの進化において重要な役割を果たすことが期待されます。
会社情報
- 会社名
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ヴイエムウェア株式会社
- 住所
- 東京都港区芝浦3-1-1田町ステーションタワー N 18階
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