埼玉の建設業がDXを実現 - ライフタイムサポートの挑戦
埼玉県越谷市に本社を置く株式会社ライフタイムサポートが、埼玉県が主催する「第3回埼玉DX大賞」で、AIを活用した職場づくりの取り組みを評価され、奨励賞を受賞しました。この受賞は、建設業界が直面している「2025年問題」に向けた一つの解決策として注目されています。
DXの必要性とライフタイムサポートの挑戦
今日、多くの企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)を求めていますが、特に建設業界では、職人の高齢化や人手不足といった課題が顕著です。ライフタイムサポートはこの問題に対抗すべく、業務のアナログな部分を見直し、AIと共に働く環境を整えることを目指しました。
特に注目すべきは、代表取締役の龍竹一生が、エンジニア養成機関「42 Tokyo」でITスキルを習得した点です。経営陣自らが先端技術を学び、その知識を全社員に還元することで、これまでの業務慣習に変革をもたらすことに成功しました。
社内コンテストによる全社員の参加
ライフタイムサポートでは、全社員参加型の「社内コンテスト」を実施し、業務課題を解決するためのオリジナルのAIツールを開発しました。事務職から営業、さらには職人まで、自ら業務改善へのアイデアを提案することが求められます。例えば、
- - タイル割付AI: 熟練職人が行っていた計算や割付作業の自動化
- - ロープレAI: 新入社員の教育・営業トークをAIが模擬
- - LINE自動顧客対応システム: 顧客からの問い合わせに24時間対応
これにより、業務が効率化され、全体の生産性が向上しました。
具体的な成果と今後のビジョン
ライフタイムサポートのDX導入により、以下のような成果が上がりました。
1.
業務時間の大幅削減: 自動化により年間2,000時間以上の業務時間を削減。
2.
働き方改革の実現: 残業時間を前年比40%削減し、ベースアップを実現。
3.
品質向上: 施工不備の手直し件数を123件から39件へ減少させた。
4.
高い定着率: 離職率0%を達成。
これらの結果は、働きやすい環境を実現すると同時に、顧客からの満足度も向上させました。今後、ライフタイムサポートは、業界全体へのDXモデルの普及を図り、2025年問題に対しての解決策を提供していく予定です。
まとめ
埼玉DX大賞を受賞したライフタイムサポートの取り組みは、建設業界におけるDXの新しい形を示しています。今後も同社の動向に目が離せません。また、事業の推進においては同業他社とのノウハウ共有やセミナー開催を通じて、業界全体を底上げしていく意欲が伺えます。こうした先進的な取り組みが、建設業界の未来を明るく照らすことを期待します。