調査結果から見るオールドメディアとその信頼性
近年、デジタルメディアが進化し、日常生活に欠かせない存在となっています。その一方で、代表的な旧来のメディアであるテレビや新聞、ラジオなどのオールドメディアについては、どのように考えられているのでしょうか。株式会社シスコムが実施した「オールドメディアに関するアンケート」の結果をもとに、その実態に迫ります。
調査概要
今回の調査は2025年12月16日から18日にかけて行われ、全国の10代から60代以上の577名を対象としました。この調査から、オールドメディアに対する信頼度や利用状況が明らかになりました。
オールドメディアの信頼度
調査によると、最も信頼できるメディアとして選ばれたのは「テレビ」で、54%の支持を受けています。驚くべきことに、20代を除くすべての世代でテレビが支持を受け、20代では唯一「SNS・動画共有サイト」がトップとなったものの、依然としてテレビが信頼の象徴であることが浮き彫りになりました。
オールドメディアへの信頼性に関する意見
特に60代以上の回答者は、テレビや新聞を「公的な情報源」として強く信頼しています。逆に10代は、多様な情報にアクセスすることを重視し、特定のメディアを盲目的に信頼することは少ない傾向があります。世代によるメディアへのアプローチの違いが、信頼性の感じ方に影響を与えているのです。
メリットに対する見解
「オールドメディアは、ニューメディアに比べてどのような点で優れているか」を尋ねたところ、最も多かった回答は「特にメリットはない」というもので、33.6%の回答者が挙げました。しかし、「報道が公平・中立的である」と感じる人も多く、特に高齢層でその傾向が顕著でした。これは、オールドメディアの信頼性を支える重要な要素となっています。
災害時の役割
日本は自然災害が多い国であり、災害時にはテレビが重要な情報源という認識が強くあります。「緊急時の情報源として欠かせない」という意見も多く、特に高齢層では災害時の安心感をテレビに寄せていることが伺えます。これは、オールドメディアが持つ強みの一つです。
世代間の違い
若年層はオールドメディアに対して無関心であるという意見が多く、特に「特になし」という回答も多く見られました。このことは、オールドメディアが日常生活から疎遠になりつつあることを示しています。一方で、30代や40代は、タイムパフォーマンスや速報性を重視し、オールドメディアに対する不満が明らかになりました。
今後のオールドメディアの可能性
興味深いことに、「今後も残ってほしいメディア」として上位にはテレビが入ります。多くの回答者がテレビは「残ってほしい」と答え、特に災害時にはその重要性を感じています。メディアリテラシーが進化する中で、オールドメディアの存在意義は変化しているものの、依然として必要な存在であることは間違いありません。
結論
オールドメディアは「日常の利便性」よりも、「非常時の信頼性」で支持されているといえます。若年層は情報収集のためにSNSを利用する一方で、信頼性の面ではテレビを重視しています。今後のオールドメディアの持続可能性を示すためには、どの世代にもその必要性を訴えることが不可欠です。