ノベルティの現実と挑戦
2022-04-20 13:00:06
ノベルティの捨てられた現実とtetoteの新しい挑戦
ノベルティの捨てられた現実とtetoteの新しい挑戦
企業が製作するノベルティ。このアイテムは本来、顧客への感謝の気持ちやブランディングを伝える役割を果たすはずです。しかし、調査の結果、実際には多くのノベルティが使われることなく捨てられていることがわかりました。これはただの廃棄物ではなく、企業にとってもブランドイメージの低下を招く問題です。
調査結果から浮き彫りとなった現状
tetoteの代表三浦氏は、過去15年間の経験から企業ノベルティの現状を憂うこととなりました。実際に行った調査によれば、企業から受け取ったノベルティを捨てた経験がある人の59%が、未使用の状態で廃棄したと回答しています。この結果は、企業が提供するノベルティの有効活用が甚だ不足していることを示しています。また、捨てた理由として最も多かったのは「デザインが好みではない」というもので、続いて「企業名やロゴが目立つから」「実用性が低い」と続きました。この調査結果からは、消費者がノベルティに求める「デザイン性」と「実用性」が明確に浮き上がりました。
tetoteの挑戦
このような背景を受けて、三浦氏は2020年にtetoteを創業。企業ノベルティを新しい形で提供することを目指しました。tetoteのミッションは、「企業ノベルティをギフトに変えること」。同社は、使われずに捨てられることのない、心を込めたノベルティを制作しようと努力しています。
また、生活者向けのギフトショップ『tetote shop』もオープンしました。このショップでは、「本当に嬉しい」と思えるノベルティを追求し、日常的に使いやすいアイテムを提供しています。例えば、エコバックとしても利用できる手ぬぐいや、毎日使えるハーバルボディバームなど、実用性とデザイン性を兼ね備えた商品が揃っています。
三浦氏は、「企業のノベルティは、ただの大量生産品ではなく、独自性や価値を持たせる必要があります。そうすることで、消費者に受け入れられ、喜ばれるアイテムになるはずです」と述べています。
企業の意識改革が必要
調査で浮き彫りとなったノベルティの問題は、企業の取り組みにも影響を及ぼしています。企業は、SDGsの観点からも、使われないノベルティ製作に対して意識を改める必要があります。ノベルティはただのプロモーションアイテムに留まらず、企業のブランディングや社会的責任を反映するものと捉えるべきです。
おわりに
企業や消費者が持つ「ノベルティ」に対する意識を変えることが、今後の課題となるでしょう。tetoteは、その期待に応えるべく、質の高いノベルティを追求し続けます。企業の担当者にとっても、ノベルティの質がブランドイメージに直結することを再認識させる実績を重ねていくことが求められます。新しいギフトショップがもたらす変化から目が離せません。
会社情報
- 会社名
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株式会社tetote
- 住所
- 神奈川県横浜市都筑区中川中央1-30-1 3F-20
- 電話番号
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