グランサーズ、資金調達を通じてバックオフィス業務のDX加速へ
グランサーズ株式会社は中小企業向けにバックオフィス業務のデジタル化を推進するため、約1.5億円の資金調達を実施しました。これは、慢性的な専門人材不足が続く中、業務の効率化や自動化を図るための重要なステップとなります。
中小企業を支えるグランサーズの成り立ち
設立から活動を続けるこの会社は、母体である税理士法人グランサーズが提供する会計や税務といった専門的なサービスを基に、幅広いバックオフィス支援を展開しています。顧客数は1,500社を超え、長年にわたり培った信頼と実績を活かし、企業の成長をサポートしてきました。顧客の多様なニーズや課題に的確に応えることが彼らの強みです。
資金調達の目的と市場背景
近年、日本全体でバックオフィス業務を担う専門人材が不足しているという問題があります。また、デジタルトランスフォーメーション(DX)による業務の効率化が求められる中、知識やリソースが不足している企業も多く、成功する事例は限られています。このような背景から、業務を必要な分だけ委託したいというニーズが高まってきています。
そこでグランサーズは、税務や経理で得た知識をデータベース化し、システム開発やRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)といった技術を活用して、効率的で自動化されたバックオフィス業務を構築することを目指しています。今回調達した資金は、新たなプロダクト開発や人材の採用・教育に投入されます。
出資者の期待と市場への影響
グランサーズの資金調達には複数の出資者が関わっています。慶應イノベーション・イニシアティブのシニアアソシエイト、大竹遼氏は、「日本の中小企業がデジタル化の恩恵を受けていない状況が続いており、期待できる市場が存在する。」とコメントしました。また、グリーベンチャーズの相川真太郎氏も、この会社の経営チームが持つスキルや経験が課題解決に寄与すると信じています。
SUPPORT+iAのサービス内容
グランサーズが提供するオンラインアウトソーシングサービス「SUPPORT+iA」は、経理や庶務、人事労務といったバックオフィス業務をサポートします。他の派遣やアウトソーシングとは異なり、オンラインで業務を完結できるため、必要な作業時間に応じた契約が可能です。このサービスは、クライアントがコア業務に集中できる環境づくりを目指しています。
詳細はグランサーズの公式サイトを通じて確認できます。
会社概要と問い合わせ先
グランサーズ株式会社の本社は東京都港区に位置し、2013年に設立されました。事業内容はオンラインアウトソーシングやコンサルティングなど多岐にわたり、さらなる市場開発が期待されています。グランサーズの公式サイトには、詳しい情報が掲載されています。興味のある方は、ぜひ訪れてみてください。 済
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