Animoca Brands Japan、InferixのWorker Nodeセールスパートナーに
Animoca Brands Japan が、AI推論や3Dレンダリングを専門とする分散型GPUネットワークのプロジェクト「Inferix」のWorker Nodeセールスパートナーとしての役割を果たすことが決定しました。これを受けて、2025年5月9日よりホワイトリストの申込を受け付け、2025年5月30日からは正式にノードセールを開始します。
Inferixの概要
Inferixは、分散型GPUリソースを利用して、高負荷の処理を効率的に行うことを目的とした次世代のコンピューティングネットワークです。特にAI推論や3Dレンダリングといったタスクに強みを持っており、DePIN(Decentralized Physical Infrastructure Network)プロジェクトとして位置付けられています。近年のAI技術の進化に伴い、GPUへの需要と価格が急上昇しています。そのため、従来の集中型クラウドレンダリングサービスでは、企業や研究者が必要なパフォーマンスを確保することが困難になりつつあります。
また、数多くのGPU所有者がその潜在能力を十分に活用できず、収益の機会を逸しているという現状もあります。この課題に対して、Inferixは無限のコンピューティングパワーとコスト効率の高い構造を兼ね備えた分散型GPUネットワークを提供することで、解決を目指しています。セキュリティも堅固に設計されており、信頼性の高いプラットフォームとして注目されています。
Animoca Brands Japanのミッション
Animoca Brands Japanは、Web3のマスアダプションを進めることを目指し、分散型社会のインフラを効率的かつ透明性のもとで構築することを重視しています。2025年からはDePIN領域のプロジェクトへの支援を強化し、新たなビジネスモデルの創出に貢献する方針です。
業界を問わず、AI推論や3Dレンダリングは現在進行中のテクノロジー革命の中心にあり、これを活用することでさらに進化を促進していくことができるでしょう。Animoca Brands Japanは、Inferixネットワークの拡大を支援し、高い性能を持つGPUリソースの効果的な活用を促進します。
ノードセールの詳細
ノードセールは、以下のスケジュールで進行します。
- - ホワイトリスト申込期間: 2025年5月9日から5月29日
- 申込を行ったユーザーは、販売開始後に優先的にノードを購入できます。
販売されるのは「Worker Nodeライセンス(NFT)」に限定されており、ノードは販売順に階層化されています。各階層毎に異なる価格設定があり、価格は350ドルから始まり、最終的には1,750ドルに達します。
ホワイトリストに登録されたユーザーは、以下の階層に基づく特典を受けられます:
1.
Tier1: 300ドル
- 定員: 200名
- 購入できるノード数: 1ウォレット10個
2.
Tier2: 350ドル
- 定員: 100名
- 購入できるノード数: 1ウォレット20個
厳しい注目を集めるこのノードセールでは、ホワイトリストに登録していないユーザーもリアルタイムで空きノードを購入できるチャンスがございます。
Inferixについて
Inferixは、3D/AR/VRレンダリングとAI推論のために、分散型GPUのビジュアルコンピューティングプラットフォームを提供します。デザイナーやゲームスタジオは、InferixのGPUネットワークを通じて、10倍の速度で低コストに3Dコンテンツを生成できる利点があります。現在、Inferixはデピンアクセラレーター「DePINSurf」の第一期メンバーとして参加しています。
公式サイト:
inferix.io
まとめ
今回のAnimoca Brands JapanとInferixとの提携は、次世代GPUネットワークの構築を促進し、より効率的なクラウドレンダリング体験を提供する可能性を秘めています。これにより、GPUの価値を最大限に引き出し、業界の革新を促進することが期待されています。