新たなカスタマーサポート手法、AIアドバイザー「ナギサ」
株式会社ARISE analyticsは、KDDIが展開する新しいカスタマーサポートAI、「ナギサ」の実装支援に取り組みました。このAIアドバイザーは、音声案内と視覚情報を活用して顧客の問い合わせに迅速かつ正確に対応します。多様なAI技術を融合させ、まるで人と会話をしているかのような自然さを実現しています。さらに、安心して利用できるサポートを提供し、顧客が何でも相談しやすい環境を整えています。
背景
KDDIは、お客様センターで高精度なサポートを実施するため、生成AIや音声認識機能を用いたチャットボットを積極的に導入してきました。この取り組みでは、顧客の利便性向上を目指し、電話とチャットの種別を超えた新しいオンラインサポートとして、AIアドバイザー「ナギサ」が誕生しました。ARISE analyticsは、そのコミュニケーションをより人間らしく、親しみやすいものにするためのAI実装を担いました。
AI実装の工夫
1.
人格の設計
AIアドバイザーの「ナギサ」は、そのバックストーリーや性格が反映された会話のトレーニングが行われています。これにより、お客様との雑談がスムーズに行えたり、質問に対する反応が適切になるよう努めています。
2.
自然な音声対話の実現
日本語話者の声を用いてファインチューニングを行い、より自然な発音やイントネーションを実現しました。これにより、お客様が違和感なく会話を楽しむことができるようになります。
具体的な機能
「ナギサ」は、一般的な質問に加え、専門的な知識を要する内容についても充実した回答が可能です。お客様からのフィードバックを受けて、必要な情報を的確に判断し、理解しやすい形で返答する点では特に配慮されています。また、顧客に寄り添った親しみやすいコミュニケーションを通じて、サポートの利用を促進し、より多くの顧客が気軽に相談できることを目指しています。
今後の展望
AIアドバイザー「ナギサ」は2025年3月10日よりサービスを開始します。提供されるこの新しいソリューションの詳細や、活用方法についてはKDDI公式ページで確認することができます。顧客一人ひとりのニーズに的確に応えるサポートが展開され、顧客満足度の向上に貢献するでしょう。
ARISE analyticsとは
ARISE analyticsは、KDDIとアクセンチュアの共同企業として2017年に設立され、データアナリティクスやAIを駆使して企業のデジタルトランスフォーメーションを支援しています。国内最大規模のデータを活用し、高度なコンサルティング力をもって、様々なビジネスシーンでの課題解決を行っています。
詳しい情報や問い合わせは、
ARISE analyticsの公式サイトを訪れてください。