2025年夏休み 家族のお出かけ事情を振り返る
2025年の夏休みに家族でお出かけや旅行を楽しんだ家庭は約89%に達しました。しかし、前年と比較すると出かけた家庭は減少傾向にあり、猛暑の影響が色濃く出ていることが分かります。特に、出かけなかった理由には猛暑や費用面が上位に位置付けられ、多くの家庭が長時間の屋外活動を避ける傾向が強まっています。
お出かけ先の人気ランキング
そんな中でも、家族のお出かけ先として最も多く選ばれたのは「プール」で、55%の支持を集めました。猛暑の中、涼しさを感じることができ、子どもたちが自由に楽しめる場所としての人気が高まっています。次に選ばれたのが「お祭り」で、51%がこの夏の定番イベントとして訪れました。夜間の開催が多いお祭りは、日中の暑さを避けながらも夏の雰囲気を味わえる点が家族連れには魅力のようです。
また、「テーマパーク・遊園地」は38%の利用率で、昨年と比較して低調に推移しています。猛暑の影響が利用者数に影を落としていると考えられます。
屋内施設の人気も高まる
「ショッピング」や「室内遊び場」などの屋内施設も多く選ばれました。それぞれ37%、35%の支持を受け、暑さを避けながら過ごせる快適な空間として、いよいよ家族の出かけ先としての地位を確立しています。特にこの夏は、博物館や科学館、美術館など、知的好奇心を満たす場所も人気を集めました。
日帰り旅行の主流化
また、日帰り旅行が中心の傾向も見受けられます。なんと、「日帰りも宿泊も両方楽しんだ」と回答した家庭は41%。日帰り旅行を選んだ家庭が76%にものぼり、宿泊をともなった旅行は55%という結果となりました。これにより、国内日帰り旅行が依然として主流であることが明らかになりました。
出かけなかった家庭の理由
出かけなかった家庭にその理由を尋ねて見ると、「暑かったから」が57%とトップに。猛暑によって外出を控える家庭が増えたことが浮き彫りになっています。さらに、宿泊料や物価が高騰していることも影響しており、賢く資金をやりくりしようとする家庭の意識が伺えます。
「今しかない体験」の価値
それでも、多くの家庭から「今しかない体験には価値がある」という声が寄せられました。暑さや混雑をものともせずに出かけた場所には、特別な思い出が詰まっているようです。
まとめ
2025年の夏休みは、猛暑にもかかわらず約9割の家庭が旅行やお出かけを楽しんだことが分かりました。人気のスポットはプールやお祭りといった夏ならではのアクティビティで、益々多様化する家族の週末の過ごし方を反映しています。これからも家族のコミュニケーションを高め、思い出を増やせるようなお出かけが広がっていくと良いでしょう。