ペッツビレッジクロス、業務効率化で売上倍増の秘訣！

ペッツビレッジクロス、業務効率化で売上倍増の秘訣

近年、株式会社クロスはペット用品EC事業において、経営データ一元管理SaaS「ストアレコード」を導入した結果、業務効率を劇的に改善し、売上の倍増を実現しました。この記事では、この導入による変化や効果を詳しく紹介します。

ストアレコードの導入背景

2002年からペット用品のオンライン販売を行ってきた株式会社クロスは、楽天市場、Yahoo!ショッピング、au PAYマーケットなど複数のECモールに出店しています。しかし導入前は、古くなった基幹システムとCSVファイルを多用する運用体制が仇となり、数々の課題を抱えていました。具体的には、受注や在庫管理のミスによる欠品の頻発、またExcelでの報告資料作成に多くの時間が掛かり、売上向上策に十分なリソースを割けない状況でした。

これらの課題解決を図るべく、ストアレコードを導入することに決定したのです。

導入後の成果

ストアレコードが導入されてから、主に次の3つの機能が活用されています。

1. 推奨発注数量ダッシュボード

このダッシュボードは、SKUごとの直近の販売データを基に在庫数と発注残の差を算出し、推奨数量を表示します。この機能によって、発注作業はExcelに依存することなく、作業時間を大幅に削減し、欠品率を大幅に下げることができました。結果として、欠品率は従来の10分の1に抑えることに成功しました。

2. 限界利益ダッシュボード

日次の売上データと限界利益を視覚化するこのダッシュボードにより、施策の効果を迅速に振り返ることが可能になりました。以前はExcelで手作業で集計していたために時間がかかっていたものが、今は毎日すぐに確認でき、意思決定のスピードが格段に上がりました。

3. 店舗別売上ダッシュボード

この機能では各ECモールごとの売上を簡単に確認でき、特定の商品がどのサイトで売れているかを一目で把握できます。そのため、販売対策やプロモーションのタイミングを調整しやすくなったと株式会社クロスの黒須一雄社長は語ります。

経営者の観点から見る導入の意義

黒須社長は、ストアレコード導入後の最大の変化として、「売上が倍増しても今の人員体制で自信を持って運営できる安心感」が得られたと述べています。それにより、バックオフィスの仕組みを整理しなければ、売上が増加するにつれて欠品や発注ミスが発生し、そのために業務時間も増えるという悪循環を避けられるようになりました。

さらに、売上の伸びに対し、「利益はどうなのか」という不安が常に付きまといましたが、ストアレコードのおかげで利益情報もリアルタイムで可視化され、経営判断に安心感を持たせています。