転職求人倍率3.15倍
2025-01-23 11:40:18

2024年12月の転職求人倍率は3.15倍、需要は依然として高水準を維持

2024年12月の転職求人倍率は3.15倍に上昇



パーソルキャリア株式会社が運営する転職サービス「doda」は、2024年12月の転職求人倍率を発表しました。この数値は、前月比で0.33ポイント上昇し、3.15倍に達しました。求人数は前年同月比で105.9%の増加を示し、依然として高い水準を維持しています。これによって、転職市場の活気が伺えます。

転職求人倍率の算出方法



転職求人倍率は、転職希望者一人に対して中途採用の求人が何件あるかを示す指標です。具体的には、求人数を転職希望者数で割ることで算出されます。これにより、中途採用市場の需給バランスが可視化され、企業の採用意欲や求職者の動向を把握するのに役立ちます。

2024年12月の求人状況



2024年12月のデータによると、求人数は前月比で99.5%、前年同月比で105.9%となりました。一方、転職希望者数は前月比89.0%、前年同月比108.4%と減少傾向を見せています。この数字は、例年年末に求職活動が落ち着く傾向を反映していると考えられます。

業種別・職種別の求人数



業種別に見ると、12業種のうち4業種で前月比から求人数が増加しました。特に「人材サービス」は前月比102.3%、次いで「レジャー・外食」が101.2%という結果を示しており、これらの分野の求人需要が高まっています。また、職種別では、「専門職(化学・食品)」が前月比102.1%、そして「販売・サービス」が101.1%での増加を記録しました。

編集長の見解



dodaの編集長、桜井貴史氏は、12月の求人数は前年比での増加が見られるものの、前月比では微減であることを指摘しています。特に「人材サービス」は、高まるIT・DX人材の需要から、依然として求人数が増加しているとのことです。自動車や半導体分野のエンジニア、アプリエンジニアなどの需要が特に高く、これらの業界での求人増加が目立っています。

来年1月以降の見通し



来年1月以降の転職市場に関しては、企業が新しい体制に向けた増員募集を行う傾向が続くとされ、企業の採用意欲は高い水準で横ばいが予想されています。しかし、転職希望者数は、例年4月入社を目指して1月から活動を開始する人が増えるため、増加が期待されます。これにより、求人数は横ばい、転職希望者数が増加するという流れから、転職求人倍率は下降する見込みです。

まとめ



2024年12月の転職市場は、求人数の若干の減少が見られたものの、前年同月比での増加が目立ち、特定業界での求人ニーズの高まりが顕著です。来年にかけては、転職希望者数の増加が見込まれるため、求人市場の変化に注目が必要です。dodaは、今後も転職希望者と企業との最適なマッチングを支援するため、さまざまなサービスを展開していくことを約束します。


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会社情報

会社名
パーソルキャリア株式会社
住所
東京都港区麻布台一丁目3番1号 麻布台ヒルズ 森JPタワー21階
電話番号

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