不動産業務の新たな一歩
最近、不動産業者間流通プラットフォーム「いえらぶBB」が家財保険の提供を開始しました。この取り組みは、いえらぶGROUP、日新火災海上保険、株式会社Finatextの三社によるものです。これまでの手続きが煩雑であった家財保険の申込みを、オンラインでスムーズに行える仕組みが整いました。
家財保険加入の背景
賃貸住宅に入居する際、家財保険の手続きは通常書面で行われており、入居者は何度も同じ情報を記入しなければなりませんでした。このため、入居者だけでなく不動産管理会社にとっても事務負荷が大きな問題となっていました。さらに保険契約の更新も必要で、これが入居者と管理会社の負担を増大させていました。
こうした問題を克服するために、いえらぶGROUPが運営する「いえらぶBB」と日新火災の賃貸向け保険が連携。Finatextのデジタル保険システム「Inspire」を活用し、リアルタイムで物件情報や入居者情報が反映される仕組みを構築しました。
「お部屋を借りるときの保険」について
「お部屋を借りるときの保険」は、年間保険料が3,500円からという手頃な価格で、多くの賃貸住宅入居者に支持されています。賠償責任や家財の補償が含まれ、2014年の発売以来、販売件数は80万件を超えました。これは、入居者の負担を軽減し、保険加入を促進する要因となっています。
主な補償内容
1. 家財の補償
2. 大家さんに対する賠償
3. 日常生活に関わる賠償
4. 被害事故の法律相談費用
5. 住宅トラブルに対する応急対応サービス
利便性の向上
加えて、火災保険の契約や住所変更、解約などの手続きがすべてオンラインで完結します。日本全国どこでも同じ保険料体系を採用しているため、異なる場所への引っ越し際もスムーズに手続きができます。これにより、管理会社も一層の業務効率化が見込まれます。
いえらぶBBの強み
「いえらぶBB」は賃貸仲介会社と賃貸管理会社を結ぶ無料の業者間流通プラットフォームです。これにより、物件情報の流通から契約までの一連の手続きをオンラインで行えるため、業務の効率化を実現しています。システムの連携により、ワンクリックでの物件取り込みが可能となり、リアルタイムでの情報確認ができるため、業務負担が大幅に軽減されます。
今後の展望
iえらぶGROUP、日新火災、Finatextの三社は、今後も協力しながら、不動産業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させ、入居者や管理会社にとって利便性の高いサービスを提供していく方針です。
今後のさらなるサービス拡充が期待され、多くの賃貸住宅入居者に喜ばれることでしょう。