「CGWORLD 2024 クリエイティブカンファレンス」が、2024年11月18日(月)から22日(金)の5日間、オンラインで開催されます。本カンファレンスは、CG・映像クリエイターのためのイベントとして知られており、今年は特に注目すべき基調講演が予定されています。
基調講演には、宇宙とデジタル技術の融合を目指した研究開発を行う株式会社スペースデータが登壇します。同社は、JAXAの協力のもと、実データを元に「バーチャル国際宇宙ステーション(ISS)」を制作しました。基調講演では、この開発秘話や、事業におけるデジタルツインの活用方法、そしてスペースデータが目指す未来について、同社の執行役員である高田敦氏とCGアーティストの石川元太氏が講演を行います。
デジタルツインとは、現実世界のものをコンピューター上に再現したデジタルモデルのこと。近年では、製造業や都市計画など様々な分野で活用が進んでいます。宇宙産業においても、デジタルツインは、宇宙環境のシミュレーションや、宇宙機の設計・開発、運用などに活用されることが期待されています。
スペースデータの基調講演では、宇宙産業におけるデジタルツインの可能性について、具体的な事例を交えながら解説される予定です。宇宙開発の最前線に触れられる貴重な機会となりますので、ぜひ注目しましょう。
その他にも、本カンファレンスでは、日本で初めて学生アカデミー賞を受賞した金森 慧氏の作品「Origami」のメイキングや、人気アニメ・ゲーム作品のメイキング、生成AIを活用したCG制作の事例、建築ビジュアライゼーション・プロダクトデザイン・アパレルといった非エンターテインメント分野における最新のCG活用事例など、合計56に及ぶ多彩なセッションが展開される予定です。
CGWORLD 2024は、CG・映像クリエイターにとって、最新の技術やトレンドを学ぶ絶好の機会です。無料の事前登録制となっていますので、興味のある方はぜひ参加してみてください。