株式投資の実態調査:金融資産の差とその背景
最近、全国1万人を対象に行われた株式投資に関する調査結果が発表されました。この調査は、オンライン株式スクール「株の学校ドットコム」を運営する株式会社トレジャープロモートのもと、20代から70代の男女を対象に行われました。
調査の概要
調査はインターネットを通じて、2024年7月22日から23日の間に実施されました。参加者は、人口に基づいて東京都・神奈川県・千葉県、大阪府・愛知県・その他地域に分けられ、合計1万人からの回答が得られました。
調査結果の概要
この調査によって明らかになったのは、株式投資を行っている人々の金融資産が、行っていない人々と比べて大きく異なることです。株をやっている人は、金融資産が「1億円以上」と回答した割合が6.2%であったのに対し、株をやっていない人ではこの割合は2.0%にとどまりました。さらに、金融資産が「1000万円以上」の割合も、投資をしている人が41.4%であるのに対し、投資をしていない人はわずか14.9%に過ぎませんでした。
株式投資をしない理由
一方、調査では株式投資を行っていない人々に、その理由を尋ねました。最も一般的だったのは「投資する資金がない」と「知識がない」で、共に36.2%の回答率を記録しました。これにより、実際には多くの人々が「お金がないから」との理由だけではなく、知識不足や損失への恐れからも株式投資に手を出せない実情が浮き彫りになりました。
また、損失を恐れる人々も多く、これに対する不安から株を始められないという意見も見られました。調査によると、損をするのが怖いという回答は20.3%に上りました。これらの要因を合せると、多くの人々が知識が無いことで投資に対する不安を抱き、参加をためらっていることが明確になります。
知識が投資のカギ
調査により明らかになったことは、株式投資に取り組むことでより多くの金融資産を得られる可能性があることです。とはいえ、株に対する理解不足が大きな障壁となっていることが多いと考えられます。実際、自己投資が金融資産の増加につながることを示唆する結果が多く得られました。
「株の学校ドットコム」では、このような知識不足を解消するための支援を行っていくことが必要であると考えています。金融教育を通じて、投資に取り組む自信を持てる人を増やすことが、今後の課題となります。
今後の取り組み
「株の学校ドットコム」では、投資に関するセミナーや情報提供を引き続き行っていく方針です。また、金融教育研究所の設立により、より多くの人々に適切な情報を届けるための活動を行っています。これにより、各ライフステージ、ライフプランに合わせた教育を行うことで、多くの人に株式投資からの恩恵を届けたいと考えています。
ここでの調査結果から、株式投資に関する理解が進むことが、金融資産の向上に寄与する可能性が高いことがわかります。今後も、跋扈する情報社会の中で、正確な知識を持つことがますます重要となるでしょう。投資の世界に興味を持っているが、まだ一歩踏み出せない方々は、是非とも投資教育に目を向けてみてほしいものです。
株の学校ドットコムについて
「株の学校ドットコム」は2009年からオンライン形式の株式スクールとして活動を開始。その後、累計受講者数が89万人を突破し、国内最大級の規模を誇る投資教育機関として、より多くの人々に投資に関する知識を伝えています。このような活動が、今後の日本における投資文化の発展に寄与することを目指しています。