奈良大学とヴァンパイアの産学連携
奈良大学総合社会学科が2025年度の「社会体験実習」プログラムにおいて、ヴァンパイア株式会社と連携を開始しました。このプログラムは、2020年から続くもので、今年で6年目を迎えます。今年のテーマは「学内で“会社”を立ち上げる」です。学生たちが経営メンバーとしての役割を担い、事業を実際に計画・実施し、改善を重ねていく実践的なプロジェクトが展開されます。
学生主体のカンパニーサークル
今年度には10名の学生が参加し、彼らの主体的な取り組みを通じて学内に「カンパニーサークル」を立ち上げることを目指しています。プロジェクトではAIを活用し、企画の立案から実行までのプロセスをチームで進め、学生の起業マインドや実践的なスキルを育成することを目的としています。代表の加藤は「母校への支援を通じて未来の人材育成に貢献したい」との思いから、毎年実践的なプログラムを構築しています。
講義の特徴と実習の内容
「社会に出る前に、社会で学ぶ。」という理念のもと、奈良大学の社会体験実習は2年生の必修科目としてPBL型授業で行われています。この実習では、関西地域の企業や団体と連携し、実際の現場での経験を通じて学びを深めます。今年度も、学生たちが実習としてゲーム企画プロジェクトに取り組み、ジャンル設定やストーリー設計、演出プランを自ら考案しました。加藤もディスカッションに参加し、アイデアを具体化する方法を一緒に模索しました。
学生の変化と成長
実習に参加した学生たちからは、「ゼロからゲームを企画することで発想力が磨かれ、チームで形にする楽しさを体感した。この経験を通じてサブカルチャーに関わる仕事を目指したいと思うようになった」という声が寄せられ、実習の効果が伺えます。授業ではコミュニケーションツールも取り入れており、学生同士のつながりを深める環境が整っています。
ヴァンパイアの企業文化
ヴァンパイア株式会社では、学生たちが本社を訪れる機会もあり、ユニークなオフィス環境や社員との交流を通じて得た体験が学生たちに強い印象を与えました。この企業は「遊んでたら褒められる」というスローガンを掲げ、遊び心や挑戦を大切にする文化を育んでいます。フルリモート勤務や遅刻OKといった柔軟な働き方も取り入れられ、学生たちに新しい働き方の可能性を示しています。
産学連携の背景と期待
奈良大学社会学部の尾上教授は、「学生たちの成長や将来のために、この協力が役立つと確信し、ご指導をお願いした」と述べています。実際に多くの学生が生き生きと実習に取り組み、貴重な体験を持って社会に巣立っていく様子が見られます。
今後の展望
ヴァンパイアは、今後も学生との共創を通じて「働くこと」「事業を創ること」の新たな形を模索していきます。加藤は「学びと働き方の接点を作ることで、学生たちが主体的に未来を描ける環境を整えていきたい」と語り、期待を寄せています。彼自身の経験を背景に、学生たちが選択肢を持てるような取り組みを続けていく考えです。
会社情報
- - 会社名: ヴァンパイア株式会社
- - 所在地: 大阪府大阪市中央区東心斎橋一丁目13番11号 クイント心斎橋ビル401号室
- - 代表者名: 加藤 洋平
- - 事業内容: アセット制作、SNS関連事業、ウェブ制作、オンラインライブ・セミナー、ゲーム企画・開発、ライセンシングサービスなど
- - ホームページ: ヴァンパイア株式会社
- - 公式X: @vmpkk