弔意の新形態
2022-10-12 09:00:01

デジタル弔意「bloom-post」の誕生が葬儀文化を変える!

デジタル弔意「bloom-post」が葬儀文化を変える



衰退する葬儀文化と新たな試み


近年、家族葬が主流となり、多くの人々が葬儀に参加できない状況が続いています。この傾向は、葬儀に出席できないことに対する後悔の声が78.1%に達する結果からも伺えます。親しい人との別れを経て、私たちは弔意を示したいと思う一方で、それを実現する機会は減少しています。特に、コロナ禍は弔う場を更に狭め、この状況に不満を抱く人は少なくありません。こうした課題に対し、株式会社Swellが開発した新しいデジタルプラットフォーム「bloom-post」は、葬儀に参加できない人々に新たな選択肢を提供します。

「bloom-post」とは?


「bloom-post」は、葬儀社向けに開発されたデジタルプラットフォームで、弔電や香典、記憶のアルバムをウェブ上で手軽に管理できるシステムです。このサービスを利用することで、友人や親戚に訃報を伝え、参列できない場合でもお花や供物を送ることが可能です。また、故人の思い出を共有できる「贈り物アルバム」機能も搭載されており、参加できなかった人々も故人を偲ぶことができる環境が整っています。

エンディング産業展での発表と導入の現状


このサービスは、2023年9月に東京ビッグサイトで行われたエンディング産業展で初めてお披露目されました。調査によると、出展した葬儀社の92%がサービスに興味を示し、73%がオンラインサービス自体を検討しているとの結果が明らかになりました。しかし、実際にはオンラインで香典やお供物を送れるサービスの普及は10%に留まっており、導入コストや業務負担が課題とされています。そんな中、利用料が無料の「bloom-post」は、多くの葬儀社にとって魅力的な選択肢となっています。

目指す未来と展望


「bloom-post」のサービスは、故人を偲ぶ専用ページを提供し、最長で1年の間使用できることが特徴です。葬儀社としても新しい収益モデルを模索すべく、5年後に2,000の葬儀社を開拓し売上高100億円を目指す考えです。このビジョンを実現するために、今後のサービス開発を加速させます。代表の坂元氏は、葬儀文化が人と人との繋がりを次世代に継承する使命があると強調し、デジタルを通じてこれを発展させていく考えです。

bllom-postの名の由来


「bloom-post」という名称には、人生の最後に咲かせる大輪の花に言葉を添えるという思いが込められています。「咲く」ことを意味する「bloom」と、弔意を形にする「post」が融合したもので、これからの葬儀文化に新たな風を吹き込む存在となるでしょう。

結論


「bloom-post」は、デジタル時代において新しい弔意を表す方法として注目を集めています。少子高齢化とコロナ禍で変わりゆく葬儀文化に対し、デジタル技術を活用し、より多くの人々が故人との思い出を大切にできる環境を提供していくことが求められています。この取り組みが浸透することで、葬儀文化に新たな価値が加わることが期待されます。

会社情報

会社名
株式会社itowa
住所
愛知県名古屋市中村区平池町4-60-12 グローバルゲート 11F
電話番号
050-8884-4987

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