銀座蔦屋書店でYU SORAの個展「すいか、トマト」開催！優しい日常を描く

銀座蔦屋書店で開催される個展「すいか、トマト」

東京・中央区の銀座蔦屋書店にて、韓国人アーティストYUSORA（ユ・ソラ）の新たな個展「すいか、トマト」が2024年8月10日から27日までの期間中開催されます。この展覧会は、彼女が日常のどこにでも見られる風景を通して、脆い日常の大切さを表現する機会となります。特に、昨年の出産を経て家族構成が変わった彼女の体験や、赤ちゃんの存在から影響を受けた生活が、今回の作品を通じて伝わります。

YU SORAは1987年に韓国で生まれ、2020年に東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻を修了しました。彼女の作品には、白い布と黒い糸を使った彫刻やインスタレーションが含まれ、誰もが共感できるような親しみやすさが漂います。このアートで描かれるのは、普段の何気ない景色でありながら、個々の記憶や経験を引き出す力があるのです。

日常の脆さを捉える

今回の個展では、それぞれの人生のライフステージに変化がもたらす日常の姿が展望されています。ユ・ソラは、「自分自身が大好きで、それを描き始めたことからスタートした自分の日常。しかし、そうした普通の日常が小さなことで崩れてしまう脆さに気づいた」と述べています。彼女はまた、災害や戦争、感染病を通し、他者の失った日常を見つめることへの不安や恐怖を抱いています。

特に出産を経験したことで、彼女の生活には新たな喜びと同時に不安も芽生え、「守りたいものが増えたことで恐れるものも増えた」と自身の心の変化を語ります。このような変化を基に、日常の中に平和を見出したいと願っています。

展示作品について

「記録された日々：すいか､トマト」というサイズ158×57mmの作品は、布と糸で作られたものであり、見る者に日常の美しさや脆さを感じさせるでしょう。展示作品は個展初日の8月10日（土）11時から販売され、またアートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」でも8月13日（火）11時からの発売が予定されています。

この個展は、アーティストの視点から日常の様相を捉え、訪れるすべての人々に新たな視点を提供するでしょう。YUSORAの作品を視ることで、私たち自身の日常を見つめ直すきっかけになるかもしれません。入場は無料で、皆様の来場が心よりお待ちされています。

展覧会の概要

- 会期：2024年8月10日（土）～8月27日（火）
- 時間：11：00～19：00（最終日は18：00まで）
- 会場：FOAM CONTEMPORARY
- 定休日：月曜日
- 入場料：無料
- 主催：銀座蔦屋書店

アーティストの情報

YU SORAは、様々なアートイベントに参加し、数々の受賞歴を持つ才能あるアーティストです。これまでにも多くの個展やグループ展に参加しており、特に彼女の作品は、白い布と黒い糸を使った独自のスタイルで知られています。彼女のアートは、私たちの日常を豊かにし、平和を感じるひとときを提供してくれます。

ぜひ、この特別な展覧会に訪れ、YUSORAの表現する日常の美しさを感じてください。