ドリームベッドがアメリカのキングコイルとライセンス契約を締結
広島市に本社を構えるドリームベッド株式会社は、2024年11月にアメリカの有名マットレスブランド、キングコイル(KingKoil)とのライセンス契約を結びます。この契約は、ドリームベッドが1981年にフランスのリーン・ロゼと契約して以来、約40年ぶりの海外ブランドとの提携となります。新作の発表は2025年10月に広島本社で予定されており、その後国内市場での販売を開始します。
キングコイルとは
キングコイルは、1898年にアメリカのセントポールで創設され、現在はアリゾナ州アボンデールに本社を置いています。当初はわずか6名の従業員で小さな工場から始まったこのブランドは、1905年に法人化され、その後、大恐慌を乗り越え独立したポケットコイルマットレスの製造を開始。その名は業界で広まり、1940年代にはカイロプラクターに最も優れた製品として評価されました。今日、キングコイルは80カ国に展開し、約23のライセンシーを持つ国際的な企業へと成長しています。
アジア市場における展開
1996年にはインドネシア市場に進出し、2000年には中国市場にも足を踏み入れました。中国では特に富裕層や中間層を対象にプレミアムマットレスを展開し、急成長を遂げました。さらに高級ホテルチェーンとの提携を進め、アジア全域で「高級ホテルで採用される信頼のブランド」としての地位を確立しています。
日本市場への挑戦
今後、日本市場でもキングコイルは独自のマーケティング戦略を展開し、ドリームベッドとの連携によって本国のウェルネスや天然素材のコンセプトを活かした製品の提供を目指します。日本のニーズに適した高品質な寝具を情報提供し、プレミアム寝具市場での地位確立を図るとのことです。
新しい睡眠体験を提供
キングコイルのマットレスは、厳選された天然素材を用いて肌にやさしいふんわりとした寝心地を実現しています。また、2種類のポケットコイルを組み合わせることで、体の各部を適切に支え、誇張感を抑えた理想的な寝姿勢をサポートします。この新しい睡眠体験を通じて、心と体が整う質の高い時間をお届けすることが期待されています。
ドリームベッド株式会社について
元々ドリームベッドは1950年に創業し、日本国内でマットレスの普及に努めてきました。アメリカやドイツ、フランスのブランドとライセンス契約を結び、自社工場で生産を行っています。そのため、高品質でライフスタイルに合った商品を提供することが可能です。長年積み重ねたノウハウを活かして、顧客に「快適で美しいくらし」を提供することを目指しています。
この新たな契約によって、ドリームベッドとキングコイルは、より多くの日本の顧客に睡眠の重要性を伝え、生活を豊かにすることを目指しています。