旭化成の環境再生ゾーン「あさひ・いのちの森」が全国的に評価される

旭化成の森林再生プロジェクトが国際的に認められる

静岡県富士市に位置する旭化成富士支社の環境再生ゾーン「あさひ・いのちの森」が、このたびが『SEGES（シージェス）そだてる緑』のSuperlative Stageに認定されました。これは、このプロジェクトが地域の生物多様性保全に向けて優れた取り組みを行い、その成果を重視されて得た評価です。

プロジェクトの背景

「あさひ・いのちの森」は2007年に設立され、旭化成株式会社と旭化成ホームズ株式会社が連携して管理運営を行っています。このプロジェクトは、かつて工場があった跡地を利用し、地域の自然環境を再生させることを目的としています。当初から地域住民や企業の社員など、1,900人を超えるボランティアが参加し、植樹活動が行われました。これにより、富士市の地域特有の植生や動物が戻ってくる環境が整えられました。

過去の評価と進化

プロジェクト開始から10年を迎えた2017年には、当プロジェクトの初の評価として『SEGESそだてる緑』のExcellent Stage2に認定されるなど、地域への貢献が認識されました。その後も継続的な努力を続け、2019年にはExcellent Stage3を獲得しています。

さらに今回は、緑地管理計画の厳格さや継続的な組織体制が評価され、最上位のSuperlative Stageを受賞しました。この受賞は、企業の環境保護への取り組みが着実に実を結んでいる証と言えるでしょう。

専門家の評価

評価委員会からは「あさひ・いのちの森」が再生しようとする緑地のイメージを明確にし、専門家の助言を得ながら質を高め続けている点が特に評価されています。また、環境に対する企業の意識が高く、市民や教育機関との連携を図っていることも大きなポイントとなりました。これらの取り組みが広く認知され、国際的なデータベースにも登録されています。