R-LOOP衣料品回収サービスの取り組み
東急不動産ホールディングスグループが提供する衣料品および雑貨回収サービス「R-LOOP」は、地域住民が参加しやすい形での環境貢献を実現するための取り組みです。2025年1月時点で、68の施設において展開されています。このサービスは、株式会社BPLabとブックオフコーポレーションによって協力運営されており、回収ボックスを設置し、不要な物品を必要とされる場面へと循環させる仕組みを提供しています。
1. 回収ボックスの設置とその意義
「R-LOOP」のサービスは、78の施設に設置された回収ボックスを通じて運営されています。2024年11月からの施策では、40のオフィスと24のマンションで回収が行われ、2025年1月には計64施設で実施されました。この2か月間で約3,386kgの衣類や雑貨が回収されています。回収ボックスは、オフィスビルやマンションの共用部分、さらにはリゾート施設に設置され、環境貢献に対する意識を高める手助けとなることを目指しています。
2. 新築マンションでのリサイクル活動
新築分譲マンション「BRANZ」の販売現場でも、毎月およそ2000足のスリッパが廃棄されるという課題に対し、リサイクルの仕組みを導入しました。2023年11月から始まったこの取り組みでは、使用済みスリッパから繊維を再生し、エコバッグを作成するプロジェクトが開始されました。内覧会時には、このエコバッグが契約者に贈呈される形で、リサイクリングと顧客へのエコ意識の啓発を同時に行ないます。
3. スキー場での収集活動
さらに、東急リゾーツ&ステイが運営するスキー場でも、不要となった衣類や雑貨の回収がスタートしました。雪山で使われるスキー用品が、軽微な損傷や撥水性能の低下により廃棄されるという現状を改善するため、2025年1月に4つのスキー場で回収ボックスが設置されました。これにより、使用できる状態の用品がタウンユースとして再活用されることが期待されています。スキー場での回収は、ハンターマウンテン塩原(栃木)、たんばらスキーパーク(群馬)、タングラムスキーサーカス(長野)、スキージャム勝山(福井)の各地で行われます。
4. 環境意識を高める取り組み
「R-LOOP」は、環境保護を意識したライフスタイルを提案するだけではなく、多くの方々が参加することで地域全体の協力を促進します。この取り組みを通じて、循環型社会の実現を目指し、持続可能な未来に向けた一歩を踏み出しています。R-LOOPのサービスは、誰もが生活の中で気軽に環境貢献できる手段として注目を集めており、各地でのさらなる拡充が期待されています。
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