株式会社リバスタが提供する『ビルダーズポイント』が、鹿島建設のすべての支店に導入されたことが報告されました。このポイントサービスは、建設業界が直面する多くの課題を解決する手助けを目指しており、特に技能者の高齢化と若年層の入職者減少という深刻な問題に焦点を当てています。
建設業界では、技能者の減少により、全体的な労働力不足が深刻化しています。リバスタの『ビルダーズポイント』は、技能者が働きやすく、意欲的に業務に取り組めるような環境を提供するために開発されました。これを受け、2023年10月から鹿島建設を含む3社での実証実験が行われ、ポイントシステムが確実に技能者のモチベーション向上に寄与することが明らかになりました。
この実験によって、ポイント付与がもたらした成果として、「安全意識の向上」「業務改善」「モチベーションの向上」「CCUSカードの利用促進」などが挙げられます。特に安全管理に関しては、現場でのKY(危険予知)活動の電子化が進み、ペーパレスKYの提出率が従来の70%から90%まで改善されました。また、『Buildee』という建設現場施工管理サービスの利用率も100%に達し、全体的な業務の効率化が実現されました。
このシステムの導入により、鹿島建設の社員からは、技能者への感謝の意がポイントとして可視化されたことが現場の一体感を高めているという意見が寄せられています。加えて、安全大会や改善提案への参加率の向上、自発的な近隣清掃や安全パトロール活動への取り組みが促進されるなど、協力関係が強化されています。技能者からも、日々の努力が評価され、仕事のモチベーションが保たれているという感想が寄せられています。
鹿島建設の常務執行役員である堀内大輔氏は、現在の経営計画における「働きやすい現場の実現」や「運営の改善」という目標に向かい、『ビルダーズポイント』の導入が大きな意味を持つと強調しています。彼は、この制度が現場の雰囲気改善や一体感の醸成に寄与することが期待されると話しています。
リバスタは、今後もポイントサービスの利便性を向上させ、新たなポイント交換先の拡充を目指してサービスを進化させるとしています。これにより、技能者のモチベーション向上はもちろん、建設業界全体の魅力の向上を図る取り組みが続けられます。
『ビルダーズポイント』は、元請会社が独自のポイントプログラムを容易に構築し、安全講習会やヒヤリハット報告などの活動に応じて技能者にポイントを付与できる仕組みを持っています。専用アプリを通じたポイント管理は、効率的でスムーズな運用を実現しています。さらに、このシステムは業界の課題解決に向けての評価から、2024年度のIT賞を受賞し、「日本のサービスイノベーション2025」にも選出されています。
こうした取り組みが今後も進むことで、建設業界の持続的な発展が期待されます。リバスタは、将来的にはより多くの技能者に恩恵をもたらすためのサービス改良を続けていく方針です。