新卒就活支援サービス「OfferBox」と大光銀行が連携し地域採用を強化

新卒就活支援の新たなステージへ

新卒オファー型就活サービス「OfferBox」を運営する株式会社i-plugが、株式会社大光銀行と新卒採用に関する新たな連携を開始しました。この取り組みは、新潟県内の企業を中心に求人の課題を解決することを目的としています。本記事では、この連携の背景や目的、OfferBoxの特長について詳しく解説します。

現状の新卒採用市場

現在、新卒採用市場は「売り手市場」と呼ばれる、企業が求める人材の数に対して就職希望者の数が少ない状況が続いています。リクルートワークス研究所が発表した「大卒求人倍率調査」によると、2025年卒の求人倍率は1.75倍であり、大企業の求人倍率は0.34倍で買い手市場が進行中です。その一方で、中小企業の求人倍率は6.5倍となっており、このことは中小企業にとっての採用が非常に難しい状況を示しています。

連携の背景と目的

株式会社大光銀行は、地域企業の経営課題に対して多様なサービスを提供しており、その中でも特に人手不足が深刻な問題となっています。内閣府が発表した「地域の経済2023」でも、地方企業の人手不足が経済成長の妨げになっていることが指摘されています。このような状況を受け、大光銀行はOfferBoxとの連携を通じて地域企業の採用活動をサポートする意向を持ちました。

OfferBoxは、大光銀行の広範なネットワークを活用して、新卒採用に課題を抱える企業を紹介し、より効果的な人材確保を目指します。この取り組みは、新潟県内の金融機関としては初めての試みであり、地域の採用活動の可能性を拡大し、企業と適切な人材が出会う機会を創出することが期待されています。

OfferBoxの概要

OfferBoxは、企業が学生にオファーを送る新卒採用サービスです。企業は「会いたい学生」の情報を効率的に検索し、アプローチをすることが可能です。一方、学生は通常では知ることのできない企業からのオファーによって、自分の可能性を広げることができます。

最新のデータによると、OfferBoxには2025年卒業予定の学生が約213,000名以上登録しており、企業では19,807社以上がアカウントを開設しています。この大規模なネットワークを活用して、参加企業はより多くの優秀な人材を獲得するチャンスを得ています。

これからの展望

i-plugは今後も多くの地域の採用課題に取り組み、学生と企業のマッチングをさらに強化していく方針です。この新たな連携は、新潟県内の企業の採用活動を活性化し、地域経済に貢献する大きな一歩となることでしょう。両者の協力を通じて、地域の未来を支える人材が見つかることが期待されます。

このように、OfferBoxと大光銀行の連携は、地域の採用環境の改善には欠かせない役割を果たすものとなりそうです。今後の動向に注目です。