岡山県産生乳を用いた新しい牛乳供給モデルの確立
2026年1月20日、岡山県津山市にて、岡山県の酪農業を支える三つの団体が協力して新たな牛乳供給モデルを打ち出しました。おかやま酪農業協同組合、生活協同組合おおさかパルコープ、オハヨー乳業株式会社の三者が締結した協定では、岡山県産生乳を用いたプライベートブランド牛乳「生協牛乳」を共同で製造・販売することが目指されており、消費者と生産者を直接結ぶ取り組みとして注目されています。
この協定により、岡山の酪農家が生産した高品質な生乳が、安定的に関西の消費地に供給されることになります。特に、三者間の連携によって、製造から販売までの一貫した品質管理が可能になることで、消費者に安心・安全な商品を届けることができるのです。生協牛乳は、1000mlのパッケージで、生乳100%を使用し、298円(税抜)で販売される予定です。
酪農産業の現状と課題
岡山県は中四国の中で最大の酪農県ですが、近年は飼料価格の高騰や資材の値上がりが響き、地域の酪農業は厳しい局面を迎えています。このため、酪農の持続可能性を高めるには、安定した販路と需要を確保することが不可欠です。生産者と消費者の間に顔の見える関係を築き、牛乳や乳製品への理解を深める必要があります。
本取り組みでは、生産者、製造者、販売者それぞれが責任を持ちながら協力し合う体制が確立されており、安心して消費できる商品を提供することが目指されています。これにより、牛乳の消費拡大と共に地域酪農の発展が進むことが期待されます。
具体的な取り組み内容
この協定を通じて、まずは生乳の品質を確保するための生産管理や記録管理が徹底されます。岡山県内の生乳生産者は、より高品質な牛乳の提供を目指し、契約農家と連携しながら業務を行っています。
また、販売に関しては、生活協同組合おおさかパルコープが消費者のニーズに応じた商品を提供するため、組合員との交流や意見交換を重ね、洗練されたマーケティングを行います。これにより、消費者側の要求により迅速に応える体制が構築されます。
製造に関しては、オハヨー乳業が担い、高い技術と経験を活かし、消費者に求められる品質基準を満たす製品を継続的に提供することが責務となります。
持続可能な酪農の実現に向けて
岡山の酪農家たちは、次世代に向けた持続可能な経営を確立するために、この協定を大きなステップと捉えています。岡山の地で育まれたこだわりの生乳が関西で手に入ることで、消費者の皆様にもその価値を実感してもらえることが期待されているのです。こうした取り組みを通じて、地域経済の循環にも寄与し、岡山と関西との架け橋となることを願っています。
今後、この革新的な取り組みが他の地域にも広がり、全国の酪農業が活性化することに期待が寄せられています。新しい牛乳供給モデルがもたらす可能性に、みんなが注目しています。