北斎展の魅力
2024-12-26 10:33:19

北斎展「永田コレクションの全貌公開」の魅力とは?

北斎とその時代を知る「永田コレクション」が見どころ



島根県立美術館では、2025年に「永田コレクションの全貌公開〈二章〉北斎-「葛飾北斎期」・「戴斗期」編」を開催します。これは、日本の浮世絵の巨匠、葛飾北斎の作品を中心に、そのアートの変容と影響を詳しく探る貴重な展示です。

永田コレクションの魅力


この特別展は、2017年度に亡き北斎研究者・永田生慈氏から寄贈された、北斎やその門人による作品や資料、総数2,398件から成る「永田コレクション」で構成されています。このコレクションは、北斎に関する世界でも屈指の規模を誇り、北斎研究に経験と知識を提供する重要な役割を果たしています。

展示内容と時代のひも解き


本展では、北斎が46歳から60歳にかけての「葛飾北斎期」と「戴斗期」に焦点を当てます。特にこの時期の北斎は、自身の画号を「葛飾北斎」とし、作品制作に情熱を注いでいました。曲亭馬琴作の『新編水滸画伝』や『椿説弓張月』における挿絵は、特に高い評価を受け、彼を浮世絵界の大立者として位置づけることになりました。

50代に入ると、彼は「戴斗」と号し、絵手本の刊行に専念。『北斎漫画』などはまさにこの時期に生まれ、現在も広く知られています。

作品の多様性


今回の展示では、約450点の「葛飾北斎期」と約200点の「戴斗期」の作品が公開されます。特に、北斎が手掛けた読本や絵手本の作品は、詳細に展示され、彼の作品の多様性と深さを体感できるでしょう。錦絵、摺物、肉筆画、各種版本の展示替えもあり、全ての側面から北斎を楽しむことができます。

実際の楽しみ方


開催期間は2025年の9月から11月で、前期と後期それぞれに展示替えが行われるため、何度訪れても新たな発見があります。また、観覧料が一般900円、学生600円と手頃なため、皆さまに気軽に足を運んでいただけます。

まとめ


「永田コレクションの全貌公開〈二章〉北斎」は、日本の古典芸術に非常に触れやすい企画展です。この機会に、北斎の作品に込められた力強いエネルギーと美しさをぜひ体験してください。展示ごとに変わる内容に注目しながら、北斎のアートに浸りましょう。


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会社情報

会社名
島根県
住所
島根県松江市殿町1番地
電話番号
0852-22-5111

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