母子支援の新事業
2022-02-17 09:50:02
母子世帯を支援する新たな地域連携プロジェクトが始動
地域の力で困窮する母子世帯を応援
新型コロナウイルスの影響で多くの人々が困難な状況に直面していますが、特に女性や母子世帯の貧困は深刻です。そんな中、名古屋市で新たに立ち上がった「LivEQuality HUB」が、住まいを失った母子世帯へ向けての支援プロジェクトを開始しました。この取り組みは、地場の建設会社「千年建設」と居住支援NPO、さらには地域の支援団体との連携によって実現しています。
事業の概要と特徴
「LivEQuality事業」では、主に3つの柱を立てて支援を行います。第一に、千年建設が提供する快適な住宅の確保が挙げられます。これにより、家賃を下げる施策や初期費用の軽減も実施されています。
第二の柱は、LivEQuality HUBの運営による相談窓口の提供です。入居する前後の不安や悩みを共有できる場を設けており、長期的な伴走支援を行います。
そして第三に、地域資源を活用した支援です。マメカバ不動産やおてらおやつクラブなど、地元の多様な団体と連携し、地域で抱える課題を解決するための取り組みを進めています。
つながることで生まれる力
この事業の大きな特徴は、「ハード」(住まい)と「ソフト」(伴走支援)が一体となっている点です。単に住む場所を提供するのではなく、入居者が自立するまでステップを踏んでサポートを続けます。さらに、地域の多くの団体と協力することで、孤立や経済的困窮の深刻化を防ぐことが可能となります。支援が行き届くことで、受益者たちの生活は変わり、自立への道が開かれます。
クラウドファンディングで支援を募る
事業の運営を支えるため、LivEQuality HUBではクラウドファンディングを開始しました。この取り組みは、2022年2月17日から4月17日までの期間で、目標金額は500万円です。支援金額に応じて様々なリターンが用意されており、事業の立ち上げをサポートするだけでなく、参加者自身が学びを得る機会も提供されます。
キックオフイベントもオンラインで開催され、多くの人々にこの取り組みを知ってもらう機会となります。代表の岡本拓也は、「困窮している母子家庭が希望を持ち、自立に向けて一歩踏み出す手助けをしたい」と熱い想いを語ります。
受益者の声
実際にこの支援を受けた母子家庭の一例として、DVに悩んでいたお母さんのストーリーがあります。彼女は、複数の支援団体と連携することで徐々に自立を果たしてきました。周囲の人たちからの支援がなければ、今の生活は実現しなかったでしょう。こうした実績が、プロジェクトの確かさを裏付けています。
今後の展望
今後は、2024年3月までに新たに30世帯を迎え、地域資源を300件繋げることを目標に掲げています。また、支援後の貧困状況の転落を防ぐことも大切な目標です。これらの目標を達成することで、より多くの母子家庭が安心して生活できる社会を目指していきます。
まとめ
困窮する母子世帯への支援は、今の社会において重要なテーマです。このプロジェクトのように、地域が力を合わせて困難を乗り越えていく姿勢が、これからの私たちの未来を明るく照らす原動力となるでしょう。支援の輪が広がることで、より多くの人が希望を見出し、自立へとつながる社会を実現していくことが期待されます。
会社情報
- 会社名
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特定非営利活動法人LivEQuality HUB
- 住所
- 愛知県名古屋市東区東桜二丁目4-9ナゴヤビル203号
- 電話番号
-
050-1741-9674