愛するペットを守るための知識を学ぶイベント
2025年3月1日(土)・2日(日)、茅ヶ崎市役所前広場で「ペットと一緒に防災体験 in ちがさき」が開催されました。このイベントは、旭化成ホームズ株式会社の主催で、茅ヶ崎市と茅ヶ崎FMの後援のもと行われました。目的は、災害時の備えとペットとの同行避難について市民に知識を広めることです。
イベントの内容
参加者は、2日間で延べ1,500名に達し、大盛況のうちに幕を閉じました。イベントのハイライトは多岐にわたり、以下のようなプログラムが用意されていました。
1. ペット防災セミナー
特に注目されたのは、湘南1Leven古知屋の代表による防災セミナーです。彼は昨年の能登地震での経験を語り、飼い主とはぐれたペットたちへの支援ボランティア活動について話しました。「災害時には、ペットが逃げないように首輪をつけたままにすることの重要性」といった具体的なアドバイスが、参加者に響いたようです。
2. 愛犬と参加する防災訓練
さらに、愛犬と共に参加できる防災避難訓練も実施されました。参加者は約5kgの重さの防災リュックを背負い、愛犬と共に障害物を乗り越える体験をしました。この訓練を通じて、日頃からの準備と訓練の大切さを再認識しました。
茅ヶ崎市からのメッセージ
茅ヶ崎市の佐藤光市長は「今日のイベントにご参加いただき、心から感謝を申し上げます。ペットとの共生において、市民の皆さまには日頃からの健康管理や避難経路の確認を促進していきます。」と述べています。イベントを通じて、ペットと一緒に安全に避難するための重要性が再確認され、市の取組みがさらなる広がりを見せることが期待されています。
ペット共生社会の実現を目指して
旭化成ホームズは1998年からペット共生社会の推進に取り組んできました。2000年にはペット共生住宅を発表し、その後も「ペットと共に生きる住まい」というコンセプトで商品を展開しています。今回のイベントは、行政や地域事業者と手を組むことで市民に貢献できる活動の一環として実施されました。
参加者の中には、日々の生活の中での防災意識を高めるきっかけとなった方も多く見受けられました。このような取り組みを通じて、誰もが安心して暮らせるまちづくりが進んでいくことでしょう。愛するペットを守るために必要な知識を楽しく学べる機会がこれからも増えることを期待しています。