東海電子が交通安全の未来を切り開く
静岡県富士市に本社を置く東海電子株式会社が、新たなプロジェクト「運輸安全AIラボ」を立上げました。この取り組みの一環として、まず第一弾として日本の交通事故データを可視化するウェブサービス「Zicolog」(事故ログ)を2025年10月30日より提供開始します。このサービスを通じて、私たちは毎年30万件にのぼる交通事故の現実を知り、その解決に向けた一歩を踏み出します。
オープンデータとAI技術の融合
日本では、2012年以降、政府が進めてきた「電子行政オープンデータ戦略」により、公共データが国民共有の財産とされています。2016年には「官民データ活用推進基本法」が施行され、これに基づいて国や自治体、各省庁で収集されたビッグデータの重要性が増してきました。特に交通安全に関するデータは、毎年白書や報告書で発表されており、今や私たちが安全に暮らすために無くてはならない情報となっています。
同時に、AI技術の活用が求められる時代となり、2025年には「人工知能関連技術の研究開発及び活用の推進に関する法律」が施行されました。これにより、国民が持つデータを用いた「意味のあるAI」の開発が一層求められています。
交通事故データの可視化「Zicolog」
「Zicolog」は、各省庁が収集した交通事故に関する重要なデータをAI技術で可視化し、事故ゼロを目指すためのサービスです。日々、全国で発生している無名の交通事故は、加害者や被害者、さらにはその背後にある多くの人々に大きな影響を与えています。しかし、深刻な事故でない限り、メディアで取り上げられることは少なく、その実態はなかなか目に触れません。
「Zicolog」では、自動車事故のデータをマップ上で可視化し、数値だけではわからない事故のリアルを皆さんにお伝えします。また、将来的にはAIの予測モデルを活用し、飲酒運転が発生する可能性のある地点をお知らせする機能も検討中です。
無償サービスの提供と未来の展望
現時点では「Zicolog」は無償でサービスを提供しており、すべてのユーザーがこれを活用することで、事故削減に貢献できることを目指しています。AIの技術と大規模な交通事故データを用い、より安全な交通環境を実現するために、私たちは努力を続けます。
支援を通じて安全社会の実現を
最後に、東海電子は「安全」「安心」「健康」を創造する企業として、社会に貢献することを目指しています。点呼機器やアルコール検知器の提供を通じて、私たちのプロジェクトは続きます。交通事故の削減に向けた取り組みに是非ご参加ください。詳細やお問い合わせについては、以下のリンクをご覧ください。